2011年12月20日火曜日

とにかく新しい単元に突入

迷っていた今週の算数の授業。
結果、1月の単元「割合」に突入した。

ここでは、ぜひ「面積図」を用いたいと考えていた。
しかし、様々な実践をあたると、
小数のかけ算・わり算や、単位あたりの量から、
面積図に慣れるのが望ましいと記述されていた。

これらの単元は既に終わっているため、
少しでも面積図に慣れる時間をとろうと、
今週から入った。

明日で3時間目で、指導書の第2時までを扱う。
これくらいのペースでも、
3月上旬までには教科書を終われる。

さて、「面積図」というと、
河田氏の「3人の登場人物」が有名である。

  代金は、定価の何倍にあたりますか。

このような問題文があったとする。
まず「何倍」を赤の四角で囲む。
次に「の」を丸で囲む。
次に「の」の前にある「定価」を鉛筆の四角で囲む。
最後に「は、が」の前にある「代金」を鉛筆の四角で囲む。

「何倍」「定価」「代金」が3人の登場人物となる。

しかし、河田氏が使用していた教科書は啓林館。
東書では、問題文の書き方が異なる。

  定価をもとにすると、代金は何倍ですか。

実際の問題文ではないが、東書版にするとこうなる。
この場合は以下の手順だ。

まず「何倍」を赤の四角で囲む。
次に「の」ではなく、「もと」を鉛筆の丸で囲む。
次に「もと」の前にある「定価」を鉛筆の四角で囲む。
次に「代金」を鉛筆の四角で囲む。

この手順を何度も繰り返し聞きながら定着させていく。

そうすると、算数が苦手な子ども(体育が一番好き)が、
体育も含めどの授業でも見せたことのない集中ぶりを見せていた。
「次にこうする……」とつぶやきながら教科書に書き込んでいた。
おまけに、一斉指導をしていたのに、
もう私の話は聞かず(笑)、1人で面積図を完成させ、答えまで出していた。

「面積図」のもつ力に感服だ。

明日が、冬休み前最後の算数である。
進度も安定しており、難関「割合」を余裕をもって過ごせそうだ。
(ちなみに、他のクラスは冬休み前までの学習内容を
1単元残して冬休みを迎えるとのことだ。)

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