迷っていた今週の算数の授業。
結果、1月の単元「割合」に突入した。
ここでは、ぜひ「面積図」を用いたいと考えていた。
しかし、様々な実践をあたると、
小数のかけ算・わり算や、単位あたりの量から、
面積図に慣れるのが望ましいと記述されていた。
これらの単元は既に終わっているため、
少しでも面積図に慣れる時間をとろうと、
今週から入った。
明日で3時間目で、指導書の第2時までを扱う。
これくらいのペースでも、
3月上旬までには教科書を終われる。
さて、「面積図」というと、
河田氏の「3人の登場人物」が有名である。
代金は、定価の何倍にあたりますか。
このような問題文があったとする。
まず「何倍」を赤の四角で囲む。
次に「の」を丸で囲む。
次に「の」の前にある「定価」を鉛筆の四角で囲む。
最後に「は、が」の前にある「代金」を鉛筆の四角で囲む。
「何倍」「定価」「代金」が3人の登場人物となる。
しかし、河田氏が使用していた教科書は啓林館。
東書では、問題文の書き方が異なる。
定価をもとにすると、代金は何倍ですか。
実際の問題文ではないが、東書版にするとこうなる。
この場合は以下の手順だ。
まず「何倍」を赤の四角で囲む。
次に「の」ではなく、「もと」を鉛筆の丸で囲む。
次に「もと」の前にある「定価」を鉛筆の四角で囲む。
次に「代金」を鉛筆の四角で囲む。
この手順を何度も繰り返し聞きながら定着させていく。
そうすると、算数が苦手な子ども(体育が一番好き)が、
体育も含めどの授業でも見せたことのない集中ぶりを見せていた。
「次にこうする……」とつぶやきながら教科書に書き込んでいた。
おまけに、一斉指導をしていたのに、
もう私の話は聞かず(笑)、1人で面積図を完成させ、答えまで出していた。
「面積図」のもつ力に感服だ。
明日が、冬休み前最後の算数である。
進度も安定しており、難関「割合」を余裕をもって過ごせそうだ。
(ちなみに、他のクラスは冬休み前までの学習内容を
1単元残して冬休みを迎えるとのことだ。)
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