校内でも研究授業が行われる。
1年生の古典単元を参観したときのことだ。
自分の好きな昔話を紹介するというのが、
本時展開の中でも柱だったようである。
往々にして教師には世話好きな人が多い。
この日も、活動が始まるや否や、
何名かの教師がグループになっている子どものところへ行く。
そこで、時折何かを話しながら活動を進めさせている。
私はこのような光景を見ると、不思議でならない。
普通、授業というのは教師1人で行うものだ。
「T.T(Team Teaching)」という形式もあるが、
ほとんどは教師1人で行う。
ということは、この研究授業のように、
1人で進められない授業は「授業」として成立しないのである。
いや、正確に言えば、勝手に補助に入る教師のせいで、
授業が成立しなくなっているのである。
さらに、班で話し合い活動をしているところに、
お節介な教師が介入すると、
話す子どもは、その介入してきた教師の方を向いて話す。
作業している子どものノートを見るのはいい。
むしろ、子どもの事実を掴んで研究会に臨むことは大切である。
しかし、同じ勤務校の同僚であっても、
他の人の授業を参観するにあたっては、
越えてはいけない一線があるように、私は思う。
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