体育着着用のルールは意外と細かい。
だからこそ、趣意説明が欠かせない。
その1【紅白帽子はゴムで引っ掛ける】
紅白帽子着用は、頭部の保護である。
しかし、サッカーやバスケットボールなど、
頭上にボールが来る競技では、
通常の着用が危険になる場合もある。
だから、つばを後ろにしてかぶらせる。
また、ゴムで着用しないと、ふいに帽子が落ちて、
それを誰かが踏んで転倒なんてことも起こり得る。
その2【裾を入れる】
上に着用している衣服を「イン」する。
飛び上がったり、倒立したりするときなど、
お腹が見えてしまう。
その3【上着を着用する場合は、フードやチャックのないもの】
本校では、冬場でも半袖・短パンだ。
しかも、半袖は中に下着を着用しない。
その代わり、冬場、体が温まるまでは、
上着の着用が認められている。
その際、フードやチャックのないものが原則だ。
チャックは、誰かの髪を引っ掛けてしまうかもしれない。
フードも遊具などに引っ掛かってしまう危険がある。
その4【髪の長い人は髪を結わく】
遊具などに巻き込まれるのを防ぐためだ。
こんなところだろうか。
趣意説明をしないと、ただ単にうるさい人になってしまう。
趣意説明をすれば、安全に気を付けている先生になる。
2011年12月26日月曜日
2011年12月21日水曜日
掲示の注意点
学校にはたくさんの掲示物がある。
どんなに掲示物が増えようと、
絶対に守らなければならないことがある。
それは、「4点留め」である。
つまり、画用紙1枚を掲示するのなら、
四隅を画鋲で留めなければならない。
上2点ではだめだ。
なぜか。理由は簡単である。安全のためだ。
下がひらひらしていると、強風の際には、
たまたま近くを通りかかった児童の眼をするときがある。
下手をすれば眼球が傷付く。
また、児童が壁ぎりぎりを通りかかったときに、
掲示物が外れてしまい、画鋲が散乱するかもしれない。
当たり前の理由からきているのである。
しかし、これを理解していない教師が本校は多い。
このようなところにも、気を配らなければならないのだ。
校内研究云々より、
こういった指導の基本を研修した方がよほどためになる。
ちなみに、経験年数は関係ない。
ベテランと呼ばれる先生の教室でも、
4点留めになっていないことは多い。
どんなに掲示物が増えようと、
絶対に守らなければならないことがある。
それは、「4点留め」である。
つまり、画用紙1枚を掲示するのなら、
四隅を画鋲で留めなければならない。
上2点ではだめだ。
なぜか。理由は簡単である。安全のためだ。
下がひらひらしていると、強風の際には、
たまたま近くを通りかかった児童の眼をするときがある。
下手をすれば眼球が傷付く。
また、児童が壁ぎりぎりを通りかかったときに、
掲示物が外れてしまい、画鋲が散乱するかもしれない。
当たり前の理由からきているのである。
しかし、これを理解していない教師が本校は多い。
このようなところにも、気を配らなければならないのだ。
校内研究云々より、
こういった指導の基本を研修した方がよほどためになる。
ちなみに、経験年数は関係ない。
ベテランと呼ばれる先生の教室でも、
4点留めになっていないことは多い。
進度調整
今日、学年で進度を確認した。
総合的に、私のクラスが一番進んでいた。
【国語】
「天気を予想する」「同じ読み方の漢字」まで終えた。
年明けからは「千年の釘にいどむ」からである。
これは学年ほぼ一緒。
校内研究の関係で「論語」は学習済み。
【社会】
私のクラスは「自動車生産」まで終えた。
他のクラスは「水産業・食料生産」までである。
中単元1つ分早い。
しかし、これでも指導計画よりは遅れている。
テストの問題も照らし合わせて、やや早めに進め、
卒業式練習が始まる2月中旬までには、
指導計画通りに進めたい。
【算数】
私のクラスは、「百分率とグラフ」に少し入った。
少し入っておけば、年明けは、確認しながら、
スムーズにスタートできるからである。
他のクラスは「分数のたし算とひき算」まで。
1単元分残している。
【理科】T1の先生がいるため、お任せ。
担任以外の授業時間は優先的に確保されるから、
1ヶ月くらい早く進んでいるとのこと。
内容の3割増は確実に現場を苦しめている。
6年生の算数には「場合の数(樹形図)」も入っているという。
驚きだ。私は中学1年生で勉強した。
来年度は、4月からエンジン全開でいきたい。
総合的に、私のクラスが一番進んでいた。
【国語】
「天気を予想する」「同じ読み方の漢字」まで終えた。
年明けからは「千年の釘にいどむ」からである。
これは学年ほぼ一緒。
校内研究の関係で「論語」は学習済み。
【社会】
私のクラスは「自動車生産」まで終えた。
他のクラスは「水産業・食料生産」までである。
中単元1つ分早い。
しかし、これでも指導計画よりは遅れている。
テストの問題も照らし合わせて、やや早めに進め、
卒業式練習が始まる2月中旬までには、
指導計画通りに進めたい。
【算数】
私のクラスは、「百分率とグラフ」に少し入った。
少し入っておけば、年明けは、確認しながら、
スムーズにスタートできるからである。
他のクラスは「分数のたし算とひき算」まで。
1単元分残している。
【理科】T1の先生がいるため、お任せ。
担任以外の授業時間は優先的に確保されるから、
1ヶ月くらい早く進んでいるとのこと。
内容の3割増は確実に現場を苦しめている。
6年生の算数には「場合の数(樹形図)」も入っているという。
驚きだ。私は中学1年生で勉強した。
来年度は、4月からエンジン全開でいきたい。
「百分率とグラフ(割合)」3時間目
昨日の記事に書いた、算数が苦手な児童の反応を見て、
今日は、もっと手放しでできるように工夫した。
まずは、問題文の登場人物を確定させる。
隣と教科書を交換して、チェックする。
そして、
「面積図を書きます。書けたら見せにいらっしゃい。」
これで面積図が書けたかどうかを全員確かめた。
なぜなら、面積図さえ書くことができれば、
あとは全て簡単に求められるからである。
子どもたちは、みんな簡単そうに解いていた。
面積図、恐るべし!
今日は、もっと手放しでできるように工夫した。
まずは、問題文の登場人物を確定させる。
隣と教科書を交換して、チェックする。
そして、
「面積図を書きます。書けたら見せにいらっしゃい。」
これで面積図が書けたかどうかを全員確かめた。
なぜなら、面積図さえ書くことができれば、
あとは全て簡単に求められるからである。
子どもたちは、みんな簡単そうに解いていた。
面積図、恐るべし!
2011年12月20日火曜日
とにかく新しい単元に突入
迷っていた今週の算数の授業。
結果、1月の単元「割合」に突入した。
ここでは、ぜひ「面積図」を用いたいと考えていた。
しかし、様々な実践をあたると、
小数のかけ算・わり算や、単位あたりの量から、
面積図に慣れるのが望ましいと記述されていた。
これらの単元は既に終わっているため、
少しでも面積図に慣れる時間をとろうと、
今週から入った。
明日で3時間目で、指導書の第2時までを扱う。
これくらいのペースでも、
3月上旬までには教科書を終われる。
さて、「面積図」というと、
河田氏の「3人の登場人物」が有名である。
代金は、定価の何倍にあたりますか。
このような問題文があったとする。
まず「何倍」を赤の四角で囲む。
次に「の」を丸で囲む。
次に「の」の前にある「定価」を鉛筆の四角で囲む。
最後に「は、が」の前にある「代金」を鉛筆の四角で囲む。
「何倍」「定価」「代金」が3人の登場人物となる。
しかし、河田氏が使用していた教科書は啓林館。
東書では、問題文の書き方が異なる。
定価をもとにすると、代金は何倍ですか。
実際の問題文ではないが、東書版にするとこうなる。
この場合は以下の手順だ。
まず「何倍」を赤の四角で囲む。
次に「の」ではなく、「もと」を鉛筆の丸で囲む。
次に「もと」の前にある「定価」を鉛筆の四角で囲む。
次に「代金」を鉛筆の四角で囲む。
この手順を何度も繰り返し聞きながら定着させていく。
そうすると、算数が苦手な子ども(体育が一番好き)が、
体育も含めどの授業でも見せたことのない集中ぶりを見せていた。
「次にこうする……」とつぶやきながら教科書に書き込んでいた。
おまけに、一斉指導をしていたのに、
もう私の話は聞かず(笑)、1人で面積図を完成させ、答えまで出していた。
「面積図」のもつ力に感服だ。
明日が、冬休み前最後の算数である。
進度も安定しており、難関「割合」を余裕をもって過ごせそうだ。
(ちなみに、他のクラスは冬休み前までの学習内容を
1単元残して冬休みを迎えるとのことだ。)
結果、1月の単元「割合」に突入した。
ここでは、ぜひ「面積図」を用いたいと考えていた。
しかし、様々な実践をあたると、
小数のかけ算・わり算や、単位あたりの量から、
面積図に慣れるのが望ましいと記述されていた。
これらの単元は既に終わっているため、
少しでも面積図に慣れる時間をとろうと、
今週から入った。
明日で3時間目で、指導書の第2時までを扱う。
これくらいのペースでも、
3月上旬までには教科書を終われる。
さて、「面積図」というと、
河田氏の「3人の登場人物」が有名である。
代金は、定価の何倍にあたりますか。
このような問題文があったとする。
まず「何倍」を赤の四角で囲む。
次に「の」を丸で囲む。
次に「の」の前にある「定価」を鉛筆の四角で囲む。
最後に「は、が」の前にある「代金」を鉛筆の四角で囲む。
「何倍」「定価」「代金」が3人の登場人物となる。
しかし、河田氏が使用していた教科書は啓林館。
東書では、問題文の書き方が異なる。
定価をもとにすると、代金は何倍ですか。
実際の問題文ではないが、東書版にするとこうなる。
この場合は以下の手順だ。
まず「何倍」を赤の四角で囲む。
次に「の」ではなく、「もと」を鉛筆の丸で囲む。
次に「もと」の前にある「定価」を鉛筆の四角で囲む。
次に「代金」を鉛筆の四角で囲む。
この手順を何度も繰り返し聞きながら定着させていく。
そうすると、算数が苦手な子ども(体育が一番好き)が、
体育も含めどの授業でも見せたことのない集中ぶりを見せていた。
「次にこうする……」とつぶやきながら教科書に書き込んでいた。
おまけに、一斉指導をしていたのに、
もう私の話は聞かず(笑)、1人で面積図を完成させ、答えまで出していた。
「面積図」のもつ力に感服だ。
明日が、冬休み前最後の算数である。
進度も安定しており、難関「割合」を余裕をもって過ごせそうだ。
(ちなみに、他のクラスは冬休み前までの学習内容を
1単元残して冬休みを迎えるとのことだ。)
2011年12月18日日曜日
金曜日のこと
金曜日は、区の球技大会であった。
「区」とはいっても、2校で対戦し、どちらかで試合を行う。
この催しが必要だとは全く思っていない。……これは置いておく。
都合、4時間目から給食の準備を行った。
いただきますからしばらくして、以下の2点を話した。
○勝負前、最後の食事であること。(腹が減っては戦はできぬ)
○5年生のために、温かい食事をと調理員さんが、
全校とは別に調理してくれたこと。
そのような特別な日であったせいか、
初めてご飯の残しが「0」であった!
みんな喜んでいた。
「パーティーしよう!」という子もいた(笑)
クラスによっては、
その日のメニューで食べなくてはならないメニューを決めるという。
これはこれで、目標が焦点化される。
その後に、そのメニューを食べきるまで、時間を延長する。
ここまでやってはいけない。
もちろん私のクラスでそんなことをしたことは一度もない。
でも、たくさん食べてくれるのは嬉しいことだ。
だが、このような結果がまたあるのではと期待してはいけない。
また日々を積み重ねるだけだ。
再び、このような結果に出会えたら、その時には大いに喜ぶ。
「区」とはいっても、2校で対戦し、どちらかで試合を行う。
この催しが必要だとは全く思っていない。……これは置いておく。
都合、4時間目から給食の準備を行った。
いただきますからしばらくして、以下の2点を話した。
○勝負前、最後の食事であること。(腹が減っては戦はできぬ)
○5年生のために、温かい食事をと調理員さんが、
全校とは別に調理してくれたこと。
そのような特別な日であったせいか、
初めてご飯の残しが「0」であった!
みんな喜んでいた。
「パーティーしよう!」という子もいた(笑)
クラスによっては、
その日のメニューで食べなくてはならないメニューを決めるという。
これはこれで、目標が焦点化される。
その後に、そのメニューを食べきるまで、時間を延長する。
ここまでやってはいけない。
もちろん私のクラスでそんなことをしたことは一度もない。
でも、たくさん食べてくれるのは嬉しいことだ。
だが、このような結果がまたあるのではと期待してはいけない。
また日々を積み重ねるだけだ。
再び、このような結果に出会えたら、その時には大いに喜ぶ。
2011年12月17日土曜日
目の前の仕事を片付ける
教師の仕事は授業だけではない。
それにまつわる教材研究だけでもない。
成績処理、評価、出欠席管理、会計、文書の検討など、
枚挙に暇がない。
私は、仕事をこなす順序にこだわりがない。
とにかく、目の前にある仕事から取りかかる。
頭にぱっと思い出したり思い付いたりした仕事から取りかかる。
仕事をする順序を考えている間に、
回覧を回せるし、簡単なアンケートの類であれば記入し、
担当者に提出することさえできる。
放課後、次の日にしかできない、子どもに関する仕事を思い出したら、
付箋紙に書いて、健康観察票に貼り付ける。
健康観察票は、絶対に毎日手にとるからだ。
私の仕事の仕方は、「動線」を意識したら、無駄が多いのかもしれない。
しかし、移動しているときに、次にこれをしてとあれこれ考えている。
変に考え出すと、「完璧」を目指してしまいそうだから、
私は目の前からとにかく片付けることを意識して、仕事をしている。
それにまつわる教材研究だけでもない。
成績処理、評価、出欠席管理、会計、文書の検討など、
枚挙に暇がない。
私は、仕事をこなす順序にこだわりがない。
とにかく、目の前にある仕事から取りかかる。
頭にぱっと思い出したり思い付いたりした仕事から取りかかる。
仕事をする順序を考えている間に、
回覧を回せるし、簡単なアンケートの類であれば記入し、
担当者に提出することさえできる。
放課後、次の日にしかできない、子どもに関する仕事を思い出したら、
付箋紙に書いて、健康観察票に貼り付ける。
健康観察票は、絶対に毎日手にとるからだ。
私の仕事の仕方は、「動線」を意識したら、無駄が多いのかもしれない。
しかし、移動しているときに、次にこれをしてとあれこれ考えている。
変に考え出すと、「完璧」を目指してしまいそうだから、
私は目の前からとにかく片付けることを意識して、仕事をしている。
「四角形と三角形の面積」を終えて(東書5下)
昨日、「四角形と三角形の面積」のテストをした。
時間内に採点、転記を済ませられた。
平均点は91.9点。
普段から公式は書いたり唱えたりしていたから、
公式を書く問題を間違える子どもはいなかった。
もったいないミスが目立った。
「平行四辺形の○○を底辺としたときの高さは何㎝ですか?」
という問いに対して、底辺の長さを答える子どもがいたことである。
これは算数の学力云々ではない。
単純に、日本語の読み取りの問題である。
だから、普段の授業から丁寧さを欠かすことはできない。
それでも、よく頑張った。
これでまたパーティーをする時間が1時間増えた。
私の傾向として、図形の単元は安定してきている。
計算の単元(小数のかけ算・わり算、分数のたし算・ひき算など)は、
あまりにも授業がパターン化して変化が少ないのか、
授業でできていたことがテストでできなくなることがある。
年明けには、「分数のかけ算とわり算」が控えている。
冬休み中に教材研究したい。
ちなみに、これで指導書の12月までの単元は終えた。
冬休み開始1週間前である。
他のクラスとは1単元以上差が開いた。(15・16時間くらい)
隣のクラスは1単元残して冬休みを越す。
残りの時数を見てみると、学年末ギリギリで終わるのだろう。
「問題解決学習」で進めたら、下手をすれば、
3月になって算数が1日2時間の日があるのかもしれない。
年明け最初の算数は、難関と言われる「割合」である。
面積図を用いたいが、そのトレーニングとしてあとの1週間を充てるか、
教科書に少しでも早く突入しようか迷っている。
時間内に採点、転記を済ませられた。
平均点は91.9点。
普段から公式は書いたり唱えたりしていたから、
公式を書く問題を間違える子どもはいなかった。
もったいないミスが目立った。
「平行四辺形の○○を底辺としたときの高さは何㎝ですか?」
という問いに対して、底辺の長さを答える子どもがいたことである。
これは算数の学力云々ではない。
単純に、日本語の読み取りの問題である。
だから、普段の授業から丁寧さを欠かすことはできない。
それでも、よく頑張った。
これでまたパーティーをする時間が1時間増えた。
私の傾向として、図形の単元は安定してきている。
計算の単元(小数のかけ算・わり算、分数のたし算・ひき算など)は、
あまりにも授業がパターン化して変化が少ないのか、
授業でできていたことがテストでできなくなることがある。
年明けには、「分数のかけ算とわり算」が控えている。
冬休み中に教材研究したい。
ちなみに、これで指導書の12月までの単元は終えた。
冬休み開始1週間前である。
他のクラスとは1単元以上差が開いた。(15・16時間くらい)
隣のクラスは1単元残して冬休みを越す。
残りの時数を見てみると、学年末ギリギリで終わるのだろう。
「問題解決学習」で進めたら、下手をすれば、
3月になって算数が1日2時間の日があるのかもしれない。
年明け最初の算数は、難関と言われる「割合」である。
面積図を用いたいが、そのトレーニングとしてあとの1週間を充てるか、
教科書に少しでも早く突入しようか迷っている。
2011年12月15日木曜日
指導要録
以前に記事で書いた、
指導要録の所見の下書きは、今週終わらせた。
今年度から、外国語活動の所見も書くのだが、
顕著なものについての下書きも終えた。
朝、訳あっていつもより1時間早く出勤したが、
空いた時間、30分ほどで書き終えた。
前期のあゆみに、線を引いたり書き込みをしたりする。
別の先生が担任しても、その子の特徴が分かるように。
冬休みを待たずに、要録に取りかかれればいいなと思うが、
学級通信も大台に乗りそうなので、迷っている。
指導要録の所見の下書きは、今週終わらせた。
今年度から、外国語活動の所見も書くのだが、
顕著なものについての下書きも終えた。
朝、訳あっていつもより1時間早く出勤したが、
空いた時間、30分ほどで書き終えた。
前期のあゆみに、線を引いたり書き込みをしたりする。
別の先生が担任しても、その子の特徴が分かるように。
冬休みを待たずに、要録に取りかかれればいいなと思うが、
学級通信も大台に乗りそうなので、迷っている。
2011年12月14日水曜日
公立学校の教員としての使命
向山型算数では、単元を貫く基本形があり、
それは最低でもその単元の間、徹底的に守らせる。
これは、ただ頑固なのではない。
ある教育的配慮があってだ。
それは、学力低位層の子どもたちに力をつけるためだ。
公立学校教員なら、必ず学力が低い子どもたちと出会う。
教師ならば、その子どもたちを救いたいと思うだろうし、
それこそが「公立学校」の教員の使命だ。
だから、学力が低い子どもたちの悪口を、
放課後に職員室でぶちまける教師は、
さっさと退職願を出し、有名私立小学校の教員になればよい。
学力が低い子どもたちのために、色々な指導法がある。
一つが、問題解決学習で見られるヒントカードがある。
自力解決できないときの、お助けのアイテムだ。
しかし、それを取りに行かない子どももいるという報告がある。
なぜか。
それは「どの子にもプライドがある。」からである。
そのような子どもでも、自分が算数ができないことを知っている。
誰でも、できないことを、周囲に知られるのは恥ずかしい。
どんなに担任が「大丈夫」と言っても、
全ての子どもから、その恥は拭えない。
それが人間の心理だからだ。
面積を求める学習。
「自分に合った学習方法でやりなさい。公式を書かなくてもいい人は、
書かなくていいし、書いた方がいい人は書きなさい。」
こう言ったとしても、次の時間には、
公式書いて求める子どもはほぼ0になるだろう。
(私自身経験済みである)
どうしてか。
頭のいい子が、黒板で問題を解くと、
一切公式を書いていないことを知る。
そうすると、自分のやり方は恥ずかしいと思う。
自分の周囲のノートを見てみると、
(偶然だったとしても)公式を書いている子がいない。
やっぱり、自分が恥ずかしくなる。
それだったらと、公式が必要な子も公式を書かなくなる。
テストには、公式を書く問題が出てくる。
公式を反復して学習していないから、公式が書けない。
テストでいうと、表の左半分の上側にある問題だ。
全員が公式を書いて解けば、
公式が本当に必要な子も、安心して公式を書く。
何回も書くから、反復して学習することになる。
声に出していなくても、脳に何度もインプットされる。
それを繰り返している内に、意識しなくても公式が出てくる。
これが「公式を学習した」という状態だ。
小学校で学習する公式は、たかが知れている。
5年生では、これが一番長い。
ひし形「一方の対角線×もう一方の対角線÷2=ひし形の面積」
これでは、ノートからはみ出る。
以下のようにすれば、できる子にも負担がない。
それに、ノートにぴったりと収まる。
ひし形「一方対×もう一方対÷2=ひし面」
全員で勉強して、全員ができるようになる。
平均点90点を上回るためには必要不可欠だ。
それは最低でもその単元の間、徹底的に守らせる。
これは、ただ頑固なのではない。
ある教育的配慮があってだ。
それは、学力低位層の子どもたちに力をつけるためだ。
公立学校教員なら、必ず学力が低い子どもたちと出会う。
教師ならば、その子どもたちを救いたいと思うだろうし、
それこそが「公立学校」の教員の使命だ。
だから、学力が低い子どもたちの悪口を、
放課後に職員室でぶちまける教師は、
さっさと退職願を出し、有名私立小学校の教員になればよい。
学力が低い子どもたちのために、色々な指導法がある。
一つが、問題解決学習で見られるヒントカードがある。
自力解決できないときの、お助けのアイテムだ。
しかし、それを取りに行かない子どももいるという報告がある。
なぜか。
それは「どの子にもプライドがある。」からである。
そのような子どもでも、自分が算数ができないことを知っている。
誰でも、できないことを、周囲に知られるのは恥ずかしい。
どんなに担任が「大丈夫」と言っても、
全ての子どもから、その恥は拭えない。
それが人間の心理だからだ。
面積を求める学習。
「自分に合った学習方法でやりなさい。公式を書かなくてもいい人は、
書かなくていいし、書いた方がいい人は書きなさい。」
こう言ったとしても、次の時間には、
公式書いて求める子どもはほぼ0になるだろう。
(私自身経験済みである)
どうしてか。
頭のいい子が、黒板で問題を解くと、
一切公式を書いていないことを知る。
そうすると、自分のやり方は恥ずかしいと思う。
自分の周囲のノートを見てみると、
(偶然だったとしても)公式を書いている子がいない。
やっぱり、自分が恥ずかしくなる。
それだったらと、公式が必要な子も公式を書かなくなる。
テストには、公式を書く問題が出てくる。
公式を反復して学習していないから、公式が書けない。
テストでいうと、表の左半分の上側にある問題だ。
全員が公式を書いて解けば、
公式が本当に必要な子も、安心して公式を書く。
何回も書くから、反復して学習することになる。
声に出していなくても、脳に何度もインプットされる。
それを繰り返している内に、意識しなくても公式が出てくる。
これが「公式を学習した」という状態だ。
小学校で学習する公式は、たかが知れている。
5年生では、これが一番長い。
ひし形「一方の対角線×もう一方の対角線÷2=ひし形の面積」
これでは、ノートからはみ出る。
以下のようにすれば、できる子にも負担がない。
それに、ノートにぴったりと収まる。
ひし形「一方対×もう一方対÷2=ひし面」
全員で勉強して、全員ができるようになる。
平均点90点を上回るためには必要不可欠だ。
子どもたちのわたしの評価
本校では、今月「学校評価」を行った。
児童・保護者・教職員別にアンケートがある。
アンケートは4段階評価である。
高学年は、専科が関係してくる(本校では3教科)ため、
授業についての評価は、全て私の評価というわけではない。
それでも、大部分は私であるから、気になるところだ。
とはいえ、主観によるアンケートである。
気にしすぎる必要はないが、気にする必要はある。
やはり、児童と保護者の評価は、結構食い違うものだ。
そりゃあ、30人以上も担任すれば、
私と合わないであろう保護者もいるはずだ。
そんな保護者は、自由記述欄に、
私の授業にも専科の授業にも意見を書いている。
ちなみに、私の授業については、
「算数で式と答え以外に書くことが多すぎる。」と。
私は、そんな解答をつくろうものなら、
逆に親から叱られたものである。「過程を残せ」と。
現に、中学校以上では、数学の解答用紙に、
ただ枠だけが示されることがある。
思考の過程を、採点者に示すためだ。
このようなトレーニングも必要だとは思うのだが。
これについては、あまり気にしていない。
保護者の中には、「分かりやすい授業を行っているか。」
という設問に対して、
4段階中、下から2番目の評価をする保護者もいる。
しかし、子どもたちは、一番上か上から2番目だ。
授業を受けているのは、何より子どもたちだから、
子どもたちからそう評価されたのは嬉しいことだ。
中には、「これからも分かりやすい授業をしてください。」
というコメントを書く子どももいた。
これも嬉しいことだ。
だが、全員からそう書かれるようにしたいと思った。
決して驕らないこと。謙虚でありたい。
だから、先の保護者に対しても、
学級通信で、
「なぜ、全員同じ解き方で解かせるのか。」ということについて、
触れていきたい。こちらから近寄っていくしかないし、
それも教師の仕事の一つだろう。
たまに、教育観を語らねば、
学級通信はただの広告や報告書に過ぎなくなってしまう。
最後の連については、別記事で。
児童・保護者・教職員別にアンケートがある。
アンケートは4段階評価である。
高学年は、専科が関係してくる(本校では3教科)ため、
授業についての評価は、全て私の評価というわけではない。
それでも、大部分は私であるから、気になるところだ。
とはいえ、主観によるアンケートである。
気にしすぎる必要はないが、気にする必要はある。
やはり、児童と保護者の評価は、結構食い違うものだ。
そりゃあ、30人以上も担任すれば、
私と合わないであろう保護者もいるはずだ。
そんな保護者は、自由記述欄に、
私の授業にも専科の授業にも意見を書いている。
ちなみに、私の授業については、
「算数で式と答え以外に書くことが多すぎる。」と。
私は、そんな解答をつくろうものなら、
逆に親から叱られたものである。「過程を残せ」と。
現に、中学校以上では、数学の解答用紙に、
ただ枠だけが示されることがある。
思考の過程を、採点者に示すためだ。
このようなトレーニングも必要だとは思うのだが。
これについては、あまり気にしていない。
保護者の中には、「分かりやすい授業を行っているか。」
という設問に対して、
4段階中、下から2番目の評価をする保護者もいる。
しかし、子どもたちは、一番上か上から2番目だ。
授業を受けているのは、何より子どもたちだから、
子どもたちからそう評価されたのは嬉しいことだ。
中には、「これからも分かりやすい授業をしてください。」
というコメントを書く子どももいた。
これも嬉しいことだ。
だが、全員からそう書かれるようにしたいと思った。
決して驕らないこと。謙虚でありたい。
だから、先の保護者に対しても、
学級通信で、
「なぜ、全員同じ解き方で解かせるのか。」ということについて、
触れていきたい。こちらから近寄っていくしかないし、
それも教師の仕事の一つだろう。
たまに、教育観を語らねば、
学級通信はただの広告や報告書に過ぎなくなってしまう。
最後の連については、別記事で。
台形の面積の求め方
指導書で第7時の授業。
ここで、「問題解決学習」は行わないが、
「問題」を「解決」するための「学習」を行った。
向山氏の有名な発問を追試。
ただし、一字一句の追試とはいかず、我流になってしまった。
発問 あなたたちは、これまで、長方形・正方形・平行四辺形・
三角形の面積の求め方を学習しました。今日は、それを使って
台形の面積の求め方を考えます。一目見て分かるように書きます。
書けたら見せにいらっしゃい。
もっと、言葉を正確に追試すべきだった。
なぜなら、1つできると作業が止まってしまう子どもがいたのだ。
「1つできた人は、他のやり方も出してごらん。」
と指示した。
「何通りでもいいのです。多い方がいいのです。」
という向山氏の追試を落としてしまった。
それでも、問題を解決する方針を確認するところが、
問題解決学習とは一線を画したところであろう。
よって、算数の点数がこれまで芳しくなかった子どもが、
我先にとノートを見せに来た。
この日のために、平行四辺形や三角形では、
このような指示・発問をしなかった。
ある程度素地を養って、「台形」辺りで突き放してみる。
「上底」「下底」については、こちらで教える。
「公式がこうなる」というところまで1時間で扱った。
指導書にして、1.5倍のスピードである。
最後に、隣と覚えて言えるまで練習させて終えた。
ここで、「問題解決学習」は行わないが、
「問題」を「解決」するための「学習」を行った。
向山氏の有名な発問を追試。
ただし、一字一句の追試とはいかず、我流になってしまった。
発問 あなたたちは、これまで、長方形・正方形・平行四辺形・
三角形の面積の求め方を学習しました。今日は、それを使って
台形の面積の求め方を考えます。一目見て分かるように書きます。
書けたら見せにいらっしゃい。
もっと、言葉を正確に追試すべきだった。
なぜなら、1つできると作業が止まってしまう子どもがいたのだ。
「1つできた人は、他のやり方も出してごらん。」
と指示した。
「何通りでもいいのです。多い方がいいのです。」
という向山氏の追試を落としてしまった。
それでも、問題を解決する方針を確認するところが、
問題解決学習とは一線を画したところであろう。
よって、算数の点数がこれまで芳しくなかった子どもが、
我先にとノートを見せに来た。
この日のために、平行四辺形や三角形では、
このような指示・発問をしなかった。
ある程度素地を養って、「台形」辺りで突き放してみる。
「上底」「下底」については、こちらで教える。
「公式がこうなる」というところまで1時間で扱った。
指導書にして、1.5倍のスピードである。
最後に、隣と覚えて言えるまで練習させて終えた。
三角形の面積の求め方
指導書で第4・5時の授業。
教科書は、平行四辺形、三角形、台形、ひし形について、
学習のパターンが決まっているが、
4つの図形について、同じパターンで学習するのは、
少しくどいと感じ、三角形は一気に扱った。
36ページ。「ゆみ」の考え。
同じ形の三角形を反対にして足し、平行四辺形に変形するという、
面積の公式を導き出すには、一番シンプルなパターンだ。
これを最初に見せる。
説明 ゆみさんは、同じ形の三角形を足しました。
平行四辺形になりました。
発問 三角形がいくつありますか?(2つ)
説明 求める三角形は1つです。
発問 どうすればよいですか?(2で割る)
説明 だから、公式はこうなります。
底辺×高さ÷2=三面(三角形の面積)
※また、くどくどと「底辺」「高さ」を説明しなくとも、
子どもたちはすんなりと理解していた。
最近、やっと挙手・発言をするようになった女子児童。
授業が終わったとに、「もっと算数やりたいな。」とつぶやいていた。
やや早めの授業が、子どもたちには心地よいのだ。
問題解決学習では、絶対に出ない言葉であろう。
教科書は、平行四辺形、三角形、台形、ひし形について、
学習のパターンが決まっているが、
4つの図形について、同じパターンで学習するのは、
少しくどいと感じ、三角形は一気に扱った。
36ページ。「ゆみ」の考え。
同じ形の三角形を反対にして足し、平行四辺形に変形するという、
面積の公式を導き出すには、一番シンプルなパターンだ。
これを最初に見せる。
説明 ゆみさんは、同じ形の三角形を足しました。
平行四辺形になりました。
発問 三角形がいくつありますか?(2つ)
説明 求める三角形は1つです。
発問 どうすればよいですか?(2で割る)
説明 だから、公式はこうなります。
底辺×高さ÷2=三面(三角形の面積)
※また、くどくどと「底辺」「高さ」を説明しなくとも、
子どもたちはすんなりと理解していた。
最近、やっと挙手・発言をするようになった女子児童。
授業が終わったとに、「もっと算数やりたいな。」とつぶやいていた。
やや早めの授業が、子どもたちには心地よいのだ。
問題解決学習では、絶対に出ない言葉であろう。
平行四辺形の面積の求め方
指導書で第1時の授業。
1 これまで学習した面積の想起
長方形と正方形の面積なら求められることをおさえる。
2 平行四辺形を長方形や正方形に直す
指示 平行四辺形を長方形か正方形に直します。
先生が一目で分かるようにしてもってらっしゃい。
「自力解決」などと称して野放しにはしない。
ある程度の方針を確認し、作業させる。
「一目で分かるように」の一言で、矢印を書いたり、
数値を書いたりと子どもたちは工夫してくる。
3 面積を求める
ここまでくれば、「復習だからさっと求めましょう。」と、
ごたごた言わない。どの子も求められる。
場合によっては、「たて×横=長方形の面積」
「一辺×一辺=正方形の面積」を隣と言い合うなど、
復習させる。
1 これまで学習した面積の想起
長方形と正方形の面積なら求められることをおさえる。
2 平行四辺形を長方形や正方形に直す
指示 平行四辺形を長方形か正方形に直します。
先生が一目で分かるようにしてもってらっしゃい。
「自力解決」などと称して野放しにはしない。
ある程度の方針を確認し、作業させる。
「一目で分かるように」の一言で、矢印を書いたり、
数値を書いたりと子どもたちは工夫してくる。
3 面積を求める
ここまでくれば、「復習だからさっと求めましょう。」と、
ごたごた言わない。どの子も求められる。
場合によっては、「たて×横=長方形の面積」
「一辺×一辺=正方形の面積」を隣と言い合うなど、
復習させる。
「四角形と三角形の面積」(東書5下)単元指導計画
明日で、本単元が終わる。金曜日にテストをする予定だ。
13時間(補充問題までやれば14時間)配当だが、
私は11時間(補充問題なし)で終える。
テストを入れると12時間。
第1時 平行四辺形の面積を、長方形に形を変えて求める。
第2時 平行四辺形の面積を、公式を用いて求める。
「底辺×高さ=平面」として、公式を書く負担を減らした。
第3時 平行四辺形の高さが図形外にある場合について面積を求める。
また、底辺と高さが等しければ、面積が等しくなることを理解する。
第4時 三角形の面積の求め方を知り、公式を用いて面積を求める。
※指導書では2時間分だが、1時間で扱った。
第5時 三角形の高さが図形外にある場合について面積を求める。
第6時 台形の面積の求め方を考え、公式を導き出す。
第7時 台形の面積を、公式を用いて求める。
第8時 ひし形の面積の求め方を考え、公式を用いて面積を求める。
第9時 底辺が一定だと、面積と高さは比例することを理解する。
第10時 力をつけるもんだい
第11時 しあげのもんだい
指導書の第10時「葉の面積を求めてみよう」は保留している。
テストを金曜日に実施したいために、これは学期末に実施する。
別の記事で本単元のいくつかの授業について取り上げる。
13時間(補充問題までやれば14時間)配当だが、
私は11時間(補充問題なし)で終える。
テストを入れると12時間。
第1時 平行四辺形の面積を、長方形に形を変えて求める。
第2時 平行四辺形の面積を、公式を用いて求める。
「底辺×高さ=平面」として、公式を書く負担を減らした。
第3時 平行四辺形の高さが図形外にある場合について面積を求める。
また、底辺と高さが等しければ、面積が等しくなることを理解する。
第4時 三角形の面積の求め方を知り、公式を用いて面積を求める。
※指導書では2時間分だが、1時間で扱った。
第5時 三角形の高さが図形外にある場合について面積を求める。
第6時 台形の面積の求め方を考え、公式を導き出す。
第7時 台形の面積を、公式を用いて求める。
第8時 ひし形の面積の求め方を考え、公式を用いて面積を求める。
第9時 底辺が一定だと、面積と高さは比例することを理解する。
第10時 力をつけるもんだい
第11時 しあげのもんだい
指導書の第10時「葉の面積を求めてみよう」は保留している。
テストを金曜日に実施したいために、これは学期末に実施する。
別の記事で本単元のいくつかの授業について取り上げる。
2011年12月12日月曜日
漢字練習
学校教育の中で、絶対一気にできないのが、
「算数」とそして「漢字」である。
こればかりは日々の積み重ねである。
本校は、水曜日から金曜日の朝に、
モジュールの時間が設けられ、
15分なので1/3時間となっている。
その時間は、主に新出漢字に充てている。
それがない日は、国語があれば国語の授業最初10分で行う。
残念ながら「赤ねこ漢字スキル」ではない。
しかし、新出漢字のページ、練習のページと、
何となく「赤ねこ」に構成が似ている。
赤ねこのユースウェアを、他社版にアレンジした実践がある。
それを実践している。
また、学年で漢字練習帳への練習の仕方を決めたので、
それも実施している。
漢字練習帳については、練習の仕方まで学年統一であるが、
新出漢字についてはその限りではない。
赤ねこのユースウェアに沿っているためか、
学年統一で漢字テストを行うと、
我がクラスが一番満点の児童が多い。
これまでに3回実施したが、3回ともそうだ。
しかし、平均点を比較していないので、分からない。
子どもたちには、こんなことを語る。
>>漢字を覚えるペースは人それぞれです。
1回書けば覚えてしまう人もいれば、何十回、何百回書かないと
覚えない人もいるでしょう。それは仕方のないことです。
ただ、覚えるまで練習することが大事です。
そして、練習する中で、自分が覚えられる回数を見つけることも大事です。
世の中には、漢字でも数学の公式でも、
映像としてあっという間に覚えてしまう人と、
書くことを繰り返して覚える人とがいる。
前者になろうったってそれは無理な話だ。
私も後者である。
子どもたちには、そういう自分で切り開くことも、
時には語らねばならない。
家庭がそんなことすらも語らない今、
教師が語ることの範囲はますます広がっている。
「算数」とそして「漢字」である。
こればかりは日々の積み重ねである。
本校は、水曜日から金曜日の朝に、
モジュールの時間が設けられ、
15分なので1/3時間となっている。
その時間は、主に新出漢字に充てている。
それがない日は、国語があれば国語の授業最初10分で行う。
残念ながら「赤ねこ漢字スキル」ではない。
しかし、新出漢字のページ、練習のページと、
何となく「赤ねこ」に構成が似ている。
赤ねこのユースウェアを、他社版にアレンジした実践がある。
それを実践している。
また、学年で漢字練習帳への練習の仕方を決めたので、
それも実施している。
漢字練習帳については、練習の仕方まで学年統一であるが、
新出漢字についてはその限りではない。
赤ねこのユースウェアに沿っているためか、
学年統一で漢字テストを行うと、
我がクラスが一番満点の児童が多い。
これまでに3回実施したが、3回ともそうだ。
しかし、平均点を比較していないので、分からない。
子どもたちには、こんなことを語る。
>>漢字を覚えるペースは人それぞれです。
1回書けば覚えてしまう人もいれば、何十回、何百回書かないと
覚えない人もいるでしょう。それは仕方のないことです。
ただ、覚えるまで練習することが大事です。
そして、練習する中で、自分が覚えられる回数を見つけることも大事です。
世の中には、漢字でも数学の公式でも、
映像としてあっという間に覚えてしまう人と、
書くことを繰り返して覚える人とがいる。
前者になろうったってそれは無理な話だ。
私も後者である。
子どもたちには、そういう自分で切り開くことも、
時には語らねばならない。
家庭がそんなことすらも語らない今、
教師が語ることの範囲はますます広がっている。
2011年12月11日日曜日
大人でも褒められると嬉しい
私も、仕事ぶりを同僚や管理職から評価されると嬉しい。
それが、子どもとなれば、担任から褒められれば、
さぞかし嬉しいことだろう。
福島文二郎
『9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方』
中経出版、2010
話題になり、今も書店では堂々とディスプレイされているビジネス書。
1、2割がバイトである回転寿司店はひどい。
バイト同士でのコミュニケーションがなく、
客が要望を2度も3度も言わねばならない状況になる。
それが9割だ。
「指示するときは、必ず『理由』も伝える」ということは、
「趣意説明の原則」にあたる。
「後輩によい点を見出せば、すぐにほめる」ということは、
教師としても同じように重要な視点だ。
「後輩に『スモールステップ』をもたせる」ということは、
授業をテンポよく進めることにも共通するだろう。
おすすめの本である。
それが、子どもとなれば、担任から褒められれば、
さぞかし嬉しいことだろう。
福島文二郎
『9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方』
中経出版、2010
話題になり、今も書店では堂々とディスプレイされているビジネス書。
1、2割がバイトである回転寿司店はひどい。
バイト同士でのコミュニケーションがなく、
客が要望を2度も3度も言わねばならない状況になる。
それが9割だ。
「指示するときは、必ず『理由』も伝える」ということは、
「趣意説明の原則」にあたる。
「後輩によい点を見出せば、すぐにほめる」ということは、
教師としても同じように重要な視点だ。
「後輩に『スモールステップ』をもたせる」ということは、
授業をテンポよく進めることにも共通するだろう。
おすすめの本である。
2011年12月8日木曜日
毎日の評価
私は、毎日、評価を名簿に書きためている。
「あゆみ」(通信票)の所見を書くのに、とても役に立つ。
「あゆみ」を書くときには、
子どもの事実をできるだけ詳しく端的に書く。
目指すは、読んで誰のことか分かる「あゆみ」だ。
発言の回数や、発言の様子(図を用いて説明した、など)、
行動面での良いところを書いていく。
単発の問題行動は書かない。
失敗するのも人間というものだ。
失敗を繰り返さないようにすればよいのだ。
長期的な課題も書かない。
「長期的」だから、書かなくても覚えている。
では、いつ書くのか。
時間はいくらでもある。
①授業時間
人によっては座席表を片手に授業する人もいる。
②専科の時間
高学年担任ならば、絶好の時間だ。
宿題を見るのに、さすがに1時間もかからない。
③会議前の時間
これが意外と有効な時間活用だ。
部会の会議でも、開始時刻は定められているが、
まずもって定刻に始まることはない。
他の職員と一緒に移動すると、
職員室の出入口は混雑するし、歩みも遅くなる。
だから、私は一足先に会議場所へ行き、
しんとした会議場所でさっと評価をする。
この評価も、3分あれば十分であろう。
1週間が終わると、評価を見直してみる。
そうすると、1週間何も書かない子どもがいることがある。
そうしたら、翌週はその子どもを重点的に見ればよい。
この積み重ねが、「あゆみ」の所見を書くときに役に立つ。
「あゆみ」(通信票)の所見を書くのに、とても役に立つ。
「あゆみ」を書くときには、
子どもの事実をできるだけ詳しく端的に書く。
目指すは、読んで誰のことか分かる「あゆみ」だ。
発言の回数や、発言の様子(図を用いて説明した、など)、
行動面での良いところを書いていく。
単発の問題行動は書かない。
失敗するのも人間というものだ。
失敗を繰り返さないようにすればよいのだ。
長期的な課題も書かない。
「長期的」だから、書かなくても覚えている。
では、いつ書くのか。
時間はいくらでもある。
①授業時間
人によっては座席表を片手に授業する人もいる。
②専科の時間
高学年担任ならば、絶好の時間だ。
宿題を見るのに、さすがに1時間もかからない。
③会議前の時間
これが意外と有効な時間活用だ。
部会の会議でも、開始時刻は定められているが、
まずもって定刻に始まることはない。
他の職員と一緒に移動すると、
職員室の出入口は混雑するし、歩みも遅くなる。
だから、私は一足先に会議場所へ行き、
しんとした会議場所でさっと評価をする。
この評価も、3分あれば十分であろう。
1週間が終わると、評価を見直してみる。
そうすると、1週間何も書かない子どもがいることがある。
そうしたら、翌週はその子どもを重点的に見ればよい。
この積み重ねが、「あゆみ」の所見を書くときに役に立つ。
2011年12月7日水曜日
冬休みに向けて
あと2週間と少しで冬休みを迎える。
この冬休みにやっておかなければならないことがある。
一番は、「指導要録」の記入である。
所見欄の記入である。
年が明けてからは、月日が過ぎるのがあっという間だ。
ぜひ冬休み中に終わらせたい。
とはいっても、新たに文章を一から書くのではない。
私の場合は、前期の「あゆみ」(通信票)に、
その子の特徴を表す表現に下線を引いていく。
これで、要録の下書きが終わりだ。
そんなに時間はかからない。
今日の専科の空き時間で半分ほど終わらせた。
貴重な冬休み。
出勤日を決めて、定時までに集中して仕事をすれば、
ぼーっとするだけの冬休みより遥かにましになる。
この冬休みにやっておかなければならないことがある。
一番は、「指導要録」の記入である。
所見欄の記入である。
年が明けてからは、月日が過ぎるのがあっという間だ。
ぜひ冬休み中に終わらせたい。
とはいっても、新たに文章を一から書くのではない。
私の場合は、前期の「あゆみ」(通信票)に、
その子の特徴を表す表現に下線を引いていく。
これで、要録の下書きが終わりだ。
そんなに時間はかからない。
今日の専科の空き時間で半分ほど終わらせた。
貴重な冬休み。
出勤日を決めて、定時までに集中して仕事をすれば、
ぼーっとするだけの冬休みより遥かにましになる。
2011年12月6日火曜日
親になりきれない親
またまた算数の話。
世には「向山型算数」と呼ばれるものがある。
私は、「問題解決学習」は嫌いで、
このタイプの算数が大好きである。
一番好きなのが、根幹である。
「どの子にも力をつける」ことである。
教育全体の根幹ともいえる。
その指標として、「点数」が挙げられる。
平均点90点突破が大きな目標だ。
この目標を達成するためには、
今までテストで5、10、20、30点だった子どもを、
50点や70点に引き上げなければならない。
そのためには、下位の子どもたちが
「できる」ようにならなければならない。
そのような素敵な理念がありながらも、反発がある。
それも親からだ。
向山型算数にはいくつものパーツ、システムがある。
どれもが密接に関連しており、欠かすことができない。
例えば「ミニ定規」システム。
直線を定規でひくと、本当に美しいノートになる。
「ノート指導」システム。
ゆったりと書かせる指導をする。
見違えるほどノートが美しくなる。
親はノートを見るから、感謝される。
他にも数多あるので、あとは関連書籍を参照されたい。
しかし、これらの論理的で人間味あるシステムに、
文句を言う親もこの世にはいる。
「ノートの無駄だ。」
「式、答え以外に書くことが多すぎる。」などなど。
「算数嫌いになるのでは?」ともっともらしいことを言うが、
なんてことはない。
我が子の「面倒臭い」を、大人の言葉で代弁しているだけだ。
もちろん、それらをさせる趣意説明は必要である。
しかし、それでも同意されないのであれば、
あっさりと引き下がればよい。
「それでも我が子は別がいいというのであれば、どうぞ。
でも、必要であれば、戻してもいいですからね。」
かわいそうだが、親が「指導方法」というプロの仕事に、
アマチュアのアマチュアが口出しするのだから、
そういう子どものことに責任は負わないことにする。
「向山型算数」を実践するには、多くの壁があるだろう。
「問題解決学習」大好きな管理職や指導主事。
そして、稀有の一点張りで
「先生のおっしゃることだから、やってみなさい。」
という姿勢を見せられない親。
しかし、力強い味方がいる。
向山洋一『教え方のプロ・向山洋一全集78
“教えないから分かる”向山型算数』明治図書、2006
この中には、こうした壁に立ちはだかる教師への
力強いメッセージが記されている。
くじけそうになったとき、弱音を吐きそうになったときに、
ぜひ手元に置いて、読んでいただきたい。
(馬鹿馬鹿しくも期限付きだが)教員免許という専門資格があり、
難関試験を突破した教育の「プロ」という自覚をもち、
これからも、子どもたちのために邁進していきたい。
今日、三角形の面積の授業で、
長方形や平行四辺形に変形する内容から、
公式を導き、公式を用いて練習問題を解くまで、
2時間分を1時間で行った。
普段あまり発言しない女子児童が、
「もっと算数やりたいな。」
とこぼしていた。
あくまで、教師は子どもたちが「どうなったか」で勝負する。
世には「向山型算数」と呼ばれるものがある。
私は、「問題解決学習」は嫌いで、
このタイプの算数が大好きである。
一番好きなのが、根幹である。
「どの子にも力をつける」ことである。
教育全体の根幹ともいえる。
その指標として、「点数」が挙げられる。
平均点90点突破が大きな目標だ。
この目標を達成するためには、
今までテストで5、10、20、30点だった子どもを、
50点や70点に引き上げなければならない。
そのためには、下位の子どもたちが
「できる」ようにならなければならない。
そのような素敵な理念がありながらも、反発がある。
それも親からだ。
向山型算数にはいくつものパーツ、システムがある。
どれもが密接に関連しており、欠かすことができない。
例えば「ミニ定規」システム。
直線を定規でひくと、本当に美しいノートになる。
「ノート指導」システム。
ゆったりと書かせる指導をする。
見違えるほどノートが美しくなる。
親はノートを見るから、感謝される。
他にも数多あるので、あとは関連書籍を参照されたい。
しかし、これらの論理的で人間味あるシステムに、
文句を言う親もこの世にはいる。
「ノートの無駄だ。」
「式、答え以外に書くことが多すぎる。」などなど。
「算数嫌いになるのでは?」ともっともらしいことを言うが、
なんてことはない。
我が子の「面倒臭い」を、大人の言葉で代弁しているだけだ。
もちろん、それらをさせる趣意説明は必要である。
しかし、それでも同意されないのであれば、
あっさりと引き下がればよい。
「それでも我が子は別がいいというのであれば、どうぞ。
でも、必要であれば、戻してもいいですからね。」
かわいそうだが、親が「指導方法」というプロの仕事に、
アマチュアのアマチュアが口出しするのだから、
そういう子どものことに責任は負わないことにする。
「向山型算数」を実践するには、多くの壁があるだろう。
「問題解決学習」大好きな管理職や指導主事。
そして、稀有の一点張りで
「先生のおっしゃることだから、やってみなさい。」
という姿勢を見せられない親。
しかし、力強い味方がいる。
向山洋一『教え方のプロ・向山洋一全集78
“教えないから分かる”向山型算数』明治図書、2006
この中には、こうした壁に立ちはだかる教師への
力強いメッセージが記されている。
くじけそうになったとき、弱音を吐きそうになったときに、
ぜひ手元に置いて、読んでいただきたい。
(馬鹿馬鹿しくも期限付きだが)教員免許という専門資格があり、
難関試験を突破した教育の「プロ」という自覚をもち、
これからも、子どもたちのために邁進していきたい。
今日、三角形の面積の授業で、
長方形や平行四辺形に変形する内容から、
公式を導き、公式を用いて練習問題を解くまで、
2時間分を1時間で行った。
普段あまり発言しない女子児童が、
「もっと算数やりたいな。」
とこぼしていた。
あくまで、教師は子どもたちが「どうなったか」で勝負する。
他のクラスの算数
今日、訳あって隣のクラスに、算数の補欠に入った。
とはいっても、授業スタイルが違うから、
教科書の残っていた練習問題をやらせるのみで、
あとは「難問」を扱った。
まず、進度に驚いた。
私のクラスより14時間分遅い。
算数の大きな単元1つ分と捉えていいだろう。
そして、できない子どもが多すぎる。
前時には「通分」を学習している。
その練習問題。
「通分」がろくにできていないのだ。
7/9と5/6の通分でつまずいているのだ。
練習問題の一番最初の問題である。
書き方は滅茶苦茶。
ノートの書き方も統一されていない。
もちろん行間を空けて「ゆったり」など書いていない。
私のクラスは、どの子も通分は「簡単!」とやってのけてしまう。
② ③
7 5 14 15
- - = - -
9 6 18 18
⑱ 12
⑱
このシステムで通分させる。
ものによっては、下に倍数を多く書く場合もある。
だが、「ものによって」であって、「ほとんど」ではない。
私のクラスで一番算数が苦手な子どもでも、
このシステムに則って、どんどん通分してしまう。
さらに、空き時間で隣の隣のクラスの算数を、廊下から見た。
私のクラスより、16時間分遅れている。
廊下から見ただけなので、ノートなどは分からない。
どちらのクラスも、1単元残して冬休みを迎えるかもしれない。
私は、指導書の予定している内容は、
冬休みの1週間前にテストまで終わる予定だ。
残りの1週間(5日間)は、冬休み明け(割合の単元)に備え、
面積図のトレーニングをしようかと思っている。
算数だけは教え残しができない。
例え、国語や社会で読んで簡単にまとめられたとしても、
算数に限ってはそうもいかない。
新学習指導要領のもとでは、
「問題解決学習」の弱点ばかりが露呈されることであろう。
とはいっても、授業スタイルが違うから、
教科書の残っていた練習問題をやらせるのみで、
あとは「難問」を扱った。
まず、進度に驚いた。
私のクラスより14時間分遅い。
算数の大きな単元1つ分と捉えていいだろう。
そして、できない子どもが多すぎる。
前時には「通分」を学習している。
その練習問題。
「通分」がろくにできていないのだ。
7/9と5/6の通分でつまずいているのだ。
練習問題の一番最初の問題である。
書き方は滅茶苦茶。
ノートの書き方も統一されていない。
もちろん行間を空けて「ゆったり」など書いていない。
私のクラスは、どの子も通分は「簡単!」とやってのけてしまう。
② ③
7 5 14 15
- - = - -
9 6 18 18
⑱ 12
⑱
このシステムで通分させる。
ものによっては、下に倍数を多く書く場合もある。
だが、「ものによって」であって、「ほとんど」ではない。
私のクラスで一番算数が苦手な子どもでも、
このシステムに則って、どんどん通分してしまう。
さらに、空き時間で隣の隣のクラスの算数を、廊下から見た。
私のクラスより、16時間分遅れている。
廊下から見ただけなので、ノートなどは分からない。
どちらのクラスも、1単元残して冬休みを迎えるかもしれない。
私は、指導書の予定している内容は、
冬休みの1週間前にテストまで終わる予定だ。
残りの1週間(5日間)は、冬休み明け(割合の単元)に備え、
面積図のトレーニングをしようかと思っている。
算数だけは教え残しができない。
例え、国語や社会で読んで簡単にまとめられたとしても、
算数に限ってはそうもいかない。
新学習指導要領のもとでは、
「問題解決学習」の弱点ばかりが露呈されることであろう。
2011年12月5日月曜日
研究授業の参観者としての心得
校内でも研究授業が行われる。
1年生の古典単元を参観したときのことだ。
自分の好きな昔話を紹介するというのが、
本時展開の中でも柱だったようである。
往々にして教師には世話好きな人が多い。
この日も、活動が始まるや否や、
何名かの教師がグループになっている子どものところへ行く。
そこで、時折何かを話しながら活動を進めさせている。
私はこのような光景を見ると、不思議でならない。
普通、授業というのは教師1人で行うものだ。
「T.T(Team Teaching)」という形式もあるが、
ほとんどは教師1人で行う。
ということは、この研究授業のように、
1人で進められない授業は「授業」として成立しないのである。
いや、正確に言えば、勝手に補助に入る教師のせいで、
授業が成立しなくなっているのである。
さらに、班で話し合い活動をしているところに、
お節介な教師が介入すると、
話す子どもは、その介入してきた教師の方を向いて話す。
作業している子どものノートを見るのはいい。
むしろ、子どもの事実を掴んで研究会に臨むことは大切である。
しかし、同じ勤務校の同僚であっても、
他の人の授業を参観するにあたっては、
越えてはいけない一線があるように、私は思う。
1年生の古典単元を参観したときのことだ。
自分の好きな昔話を紹介するというのが、
本時展開の中でも柱だったようである。
往々にして教師には世話好きな人が多い。
この日も、活動が始まるや否や、
何名かの教師がグループになっている子どものところへ行く。
そこで、時折何かを話しながら活動を進めさせている。
私はこのような光景を見ると、不思議でならない。
普通、授業というのは教師1人で行うものだ。
「T.T(Team Teaching)」という形式もあるが、
ほとんどは教師1人で行う。
ということは、この研究授業のように、
1人で進められない授業は「授業」として成立しないのである。
いや、正確に言えば、勝手に補助に入る教師のせいで、
授業が成立しなくなっているのである。
さらに、班で話し合い活動をしているところに、
お節介な教師が介入すると、
話す子どもは、その介入してきた教師の方を向いて話す。
作業している子どものノートを見るのはいい。
むしろ、子どもの事実を掴んで研究会に臨むことは大切である。
しかし、同じ勤務校の同僚であっても、
他の人の授業を参観するにあたっては、
越えてはいけない一線があるように、私は思う。
2011年12月1日木曜日
チョークにこだわる
毎日使う「チョーク」に少しこだわりがある。
まず、完全に好みではあるが、
「羽衣チョーク」よりは「ダストレスチョーク」の方が好きだ。
そして、赤色のチョークであるが、
普通の赤色のチョークは使わない。
蛍光の赤色のチョークを使っている。
黒板に書けば一目で分かる。
発色がよく、見やすいのだ。
クラスに多ければ3人はいるかもしれない「赤緑色盲」。
「傾向」も含めて、そんな子どもへの配慮だ。
決定的な色盲の子どもがいれば、
赤色で書く部分は黄色を使うといいだろう。
蛍光の赤色は、学校にストックがないので、自費で購入している。
白色のチョークに比べれば、使用頻度なんてたかが知れている。
委員会活動などで、他学年・他学級の子どもが私のクラスに来ると、
蛍光の赤色のチョークに驚く。
そして「見やすい」と口を揃えて言う。
おすすめである。
まず、完全に好みではあるが、
「羽衣チョーク」よりは「ダストレスチョーク」の方が好きだ。
そして、赤色のチョークであるが、
普通の赤色のチョークは使わない。
蛍光の赤色のチョークを使っている。
黒板に書けば一目で分かる。
発色がよく、見やすいのだ。
クラスに多ければ3人はいるかもしれない「赤緑色盲」。
「傾向」も含めて、そんな子どもへの配慮だ。
決定的な色盲の子どもがいれば、
赤色で書く部分は黄色を使うといいだろう。
蛍光の赤色は、学校にストックがないので、自費で購入している。
白色のチョークに比べれば、使用頻度なんてたかが知れている。
委員会活動などで、他学年・他学級の子どもが私のクラスに来ると、
蛍光の赤色のチョークに驚く。
そして「見やすい」と口を揃えて言う。
おすすめである。
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