親は、漢字ノートを美しく書いてほしいと願う。
その思いとは逆に、子どもたちは早く終わらせたいと思う。
そこで、教師の赤ペンの腕の見せ所だ。
私は、ノートに褒め言葉しか書かない。
「うまい」「美しい」「きれい」「じょうず」
「すばらしい」「芸術品」「文句なし」
「うますぎる」「美しすぎる」「きれいすぎる」「じょうずすぎる」
「すばらしすぎる」「お手本のようだ」などなど。
この一言が嬉しくて、子どもたちはノートをきれいに書く。
だから、帰り際に係の子どもにノート返却をさせると、
ノートが返ってきた子どもたちはすかさずコメントを読む。
この一言が結構嬉しいのだ、と保護者からも教えていただいた。
汚いノートでも、ある1文字がきれいなら、
「この字がとてもきれい」
字が濃ければ
「こい字で見やすい」
マスに大きく書けていれば
「マスに大きく書いてあって読みやすい」
1週間もあれば、だいたいどの子どものノートもきれいになる。
あとは、授業時間に、
「漢字ノートをあれだけきれいに書ける人がいっぱいいるんだよね。
うわあ、○○さんのノートはきれいだなあ!」
と発すと、授業で使うノートもきれいに書くようになる。
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