教師をやっている以上、褒めることが一番大事なのだが、
それでも叱らなければならないときがある。
叱られた子どもたちは嫌だろうが、
それ以上に教師も叱るのが嫌なのである。
私は、学習内容のできる・できないは絶対に叱らない。
この辺を「愛の鞭」だとか言って、叱る人がいる。
一気に子どもたちから信頼されなくなる。
私が叱るのは、「人として許せないこと」である。
話の内容が理解できないことを叱らないが、
話を聞く態度は叱る。
勉強していることをなかなか理解できないことを叱らないが、
学習用具が猶予があっても揃えられないときは叱る。
今の時代、
人として大事なことも学校で教えなければならないときがある。
どんなに叱ったあとでも、話が終わったら絶対にその話を繰り返さない。
一気に話題を変え、何事もなかったかのようにする。
私のクラスの子どもたちは、
私のそういった振る舞いを知っている。
だから、どんなに叱ったあとでも、
その後の休み時間はいつも通り私と接す。
去年、アンケートでこんなことを書いた子どもたちがいた。
「先生は、叱るときはしっかり叱るので好きです。」
「先生は怒るとちょっとアレだけど、普段は丁寧です。」
まあ、2つめはご愛敬で(笑)
叱るときに叱らない先生は、
叱られる対象ではない子どもから信頼されなくなる。
意外と子どもたちはしっかり見ているのだ。
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