2011年9月11日日曜日

絶対評価と相対評価

本校は、2学期制である。
だから、もう今月下旬には、評価を出さなければいけない。

学校は今、「絶対評価」である。
ある到達目標に達成していれば、人数関係なく評価する。

「相対評価」は、クラスの何割がA、何割がB……といったような評価だ。

たとえ、全員が本来「A」だとしても、他の要素を加味して、
「B」や時には「C」評価をしなければならない。

だが、繰り返しになるが、今は「絶対評価」である。


ところが、本校は、完全に「絶対評価」ではない。

先週、職員室である先生が評価の話をしていた。
「何割ぐらいにしましょうね?」

その話自体、相対評価では?と思った。

あとは、管理職もこう言う。
全校の成績が揃ったところで、学年内で見てください、と。
人数にばらつきがあると、警告されるのだ。

指導する教師が違うのだから、評価も変わる。
A評価の人数も違って当然だ。

管理職の言い分はこうだ。

   学力状況調査(横浜市独自の)の結果が、クラス間でそう違いなければ、
   A、B、Cの人数比も、そう差が出ないはずだ。

何だか附に落ちない。
これを理論付けられないのは、私の力量不足だ。
それでも、何か違うのでは?と今思っている。


これについては、以下のことについても言及する必要がある。

(1)学力状況調査の結果そのものが、どれだけ有効な情報か。
(2)横浜市において、横浜版学習指導要領(市教育委員会で作成)をもとにして
   つくられた学力状況調査のテストが、評価を出す際の資料として妥当か。

「横浜版学習指導要領」については、改めて書きたい。

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