教師なら、子どもたちの前に立って、
話をしたり、指示を出したりすることが、当然、毎日のようにある。
そのときに、皆さんはどうされているだろうか?
私は、絶対に全員(1人残らず)が黙るまで話さない。
クラス(30人)でもそうだし、
学年集会(100人)でもそうだ。
朝会(600人)で司会をするときもそうだ。
そうしていても、聞いていない子どもがいるのだから、
ましてや、誰かが他の子どもと話している状況で、私は絶対に話さない。
クラスでは、黄金の3日間で徹底的に指導するから、
もう次の週辺りからは当たり前のルールになっている。
だが、学年集会や朝会となれば違う。
そういうルールが徹底されていないクラスが必ずあるからである。
そこで、決して妥協はしない。
少なくとも私が話すときは絶対に静かにするように指導する。
まあ、学年ぐらいは見渡せる範囲だから、そう大変でもない。
少し力を使うのが朝会である。
本校は、月曜日に朝会が設定されている。
全員に話を聞かせたい思いがある一方で、
月曜の朝っぱらから怒鳴りたくない思いもある。
月曜の朝は、爽やかに始めたい。
私は、朝会の司会で、一度も「静かにしなさい」と言ったことはない。
初任のときからそうだ。
では、どうするのか。
これも褒めて指導していくのである。
どう褒めていくのか。
絶対に6年生から褒めていくのである。
6年生は最高学年である。
6年生には最高学年としてのプライドがある。
だから、全校が集まる場では、6年生を絶対に褒めなければならない。
「6年生、さすがです!静かにできるどころか、頭も動きませんね。」
「さすが、6年生!一番に静かになりますね。」
「さすが、最高学年として立派ですね。」
他の学年よりも先に6年生を褒める。
たとえ、学年毎に見て、1年生の方が静かになっていたとしても、
6年生の静かにしている子どもを見つけて褒める。
「6年生の前の方、さすがですね!とても態度が立派です。」
これで、他の学年に伝わっていく。
初任の年に、初めて朝会の司会を担当したときには、
校長から「爽やかな司会でしたね。」と褒めていただいた。
【Aさせたいなら、Bと言え】
Bには褒める材料が当てはまるパターンが多数である。
朝会での指導、ぜひ試してほしい。
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