2011年9月18日日曜日

教師の話を聞かせるために

教師なら、子どもたちの前に立って、
話をしたり、指示を出したりすることが、当然、毎日のようにある。

そのときに、皆さんはどうされているだろうか?

私は、絶対に全員(1人残らず)が黙るまで話さない。
クラス(30人)でもそうだし、
学年集会(100人)でもそうだ。
朝会(600人)で司会をするときもそうだ。

そうしていても、聞いていない子どもがいるのだから、
ましてや、誰かが他の子どもと話している状況で、私は絶対に話さない。

クラスでは、黄金の3日間で徹底的に指導するから、
もう次の週辺りからは当たり前のルールになっている。

だが、学年集会や朝会となれば違う。
そういうルールが徹底されていないクラスが必ずあるからである。

そこで、決して妥協はしない。
少なくとも私が話すときは絶対に静かにするように指導する。
まあ、学年ぐらいは見渡せる範囲だから、そう大変でもない。

少し力を使うのが朝会である。
本校は、月曜日に朝会が設定されている。

全員に話を聞かせたい思いがある一方で、
月曜の朝っぱらから怒鳴りたくない思いもある。
月曜の朝は、爽やかに始めたい。

私は、朝会の司会で、一度も「静かにしなさい」と言ったことはない。
初任のときからそうだ。

では、どうするのか。
これも褒めて指導していくのである。

どう褒めていくのか。

絶対に6年生から褒めていくのである。

6年生は最高学年である。
6年生には最高学年としてのプライドがある。
だから、全校が集まる場では、6年生を絶対に褒めなければならない。

「6年生、さすがです!静かにできるどころか、頭も動きませんね。」
「さすが、6年生!一番に静かになりますね。」
「さすが、最高学年として立派ですね。」

他の学年よりも先に6年生を褒める。
たとえ、学年毎に見て、1年生の方が静かになっていたとしても、
6年生の静かにしている子どもを見つけて褒める。

「6年生の前の方、さすがですね!とても態度が立派です。」

これで、他の学年に伝わっていく。

初任の年に、初めて朝会の司会を担当したときには、
校長から「爽やかな司会でしたね。」と褒めていただいた。

【Aさせたいなら、Bと言え】

Bには褒める材料が当てはまるパターンが多数である。

朝会での指導、ぜひ試してほしい。

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