「横浜版学習指導要領」(浜版)というものがある。
市教育委員会の関係者はこう言う。
「これは『指導資料』ですので、参考になさってください。」
だが、実際は違う。
ある指導主事がこう言っていた。
「横浜市の学力・学習状況調査の問題は、浜版をもとに作っています。」
それでは「指導資料」の性格を超えているではないか。
この横浜版学習指導要領の内容を教育していなければ、
学力・学習状況調査で得点が期待できない問題があるということだ。
我々教師は、文部科学省の「学習指導要領」に基づいて教育をすることが第一だ。
教科書も、それに基づいて作っている。
その教科書の内容を押さえただけでは、得点が期待できない問題がある。
どの講習会・研究会に行っても、市教育委員会の関係者がいれば、
「コレ(=浜版)を、ぜひ熟読してください。」
と絶対に言う。
教育が「商品」になってはダメだ。
ある指導主事が研究会でこう言っていた。
「我々が行っている教育も行政サービスですから……」
え?
教育公務員と市役所の窓口は一緒なのだそうだ。
(決して行政職公務員を罵っているわけではありません。)
教育を何だと思っているのだろうか。
行政サービス云々については、
これに理論的に反論できるほどのモノをもっていないのが悔しい。
市教育委員会が何かしらの形でからむと、いつも嫌気が差す。
でも、かわいいかわいい担任している子どもたちに、いつも救われている。
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