2011年9月11日日曜日

褒めること その2

「褒める」と、子どもは向上心をもつ。
子どもは、褒められると、自分で不十分なところを意識する。
頑張る。
そして、それを教師がさらに褒める。

……というような循環になる。

逆に、叱ってばかりだと、嫌な気分になる。
今までできていたことにも、自信がもてなくなる。
自信がないから、快活でない。
その様子を、やる気がないと教師に叱られる。

……というような循環になる。

高校時代、あれができていない、これができていないという先輩がいた。
入部したてで、楽器のブランクが取り戻せていないのにである。
もう、自分自身が、訳分からなくなっていた。

でも、ある先輩は、いいところを見つけて褒めてくれた。
そうすると、その先輩との練習は楽しくなった。
今度一緒に練習するときは、もっと上手になっていよう、と心から思えた。

自分自身が経験しているんだもの、教師は「褒める」のも仕事だ。
頑張ったこと、できたことが、教師によって「評価」される。

そうすると、子どもたちの中でも、規範意識が育っていく。

教室は、基本的にこういう営みでなければいけないと思う。

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