2011年9月5日月曜日

私の教室での特別支援

発達障害(傾向)の子どもは、どのクラスにいても当たり前の時代。

やはり、それなりに対策をするのが教師の仕事だと思います。
どの子どもに聞いても、学校は「勉強しに来る所」なのですから。

私の教室の前面には、何も掲示していません。
放送のスピーカーと時計だけです。

ちなみに、黒板にも何も情報はありません。
日付は書いていません。
日直の名前も掲示していません。
その日の予定や時間割も書いていません。
(写真を用意するのを忘れました……すみません)

子どもたちを黒板に集中させるためです。

クラスの中には、黒板に他の情報があると、
そちらに気がいってしまう子どもがいます。

「選択注意ができない」といいます。

そのような子どもへの特別支援の一環です。

日付……常に書いておく理由が見つかりません。
必要なときに、子どもたちに聞けば済みます。

日直……朝に一度日直を口頭で確認します。
あとは「にっ・ちょく・さん♪」の一言で済みます。

予定や時間割……別の小さめの黒板に書きます。
授業中は隅へ置き、子どもたちの視界から消します。

学級目標は、教室の後ろに掲示しています。


ほとんどの学校では、職員室の前方に
「学校教育目標」が掲示されているのではないでしょうか?

それを覚えていたり意識したりしている職員が何人いるでしょうか?

だから、そんなに前面への掲示って印象がないものです。

どんなに賢い子どもでも、ふとした瞬間に、余計な掲示物に目がいくものです。


選択注意ができない子ども(同一)を2年間もっています。

最初は、黒板の隅に時間割を書いていました。
そうすると、授業中にいきなり「○時間目に何をするんですか?」と聞いてきます。

ある日、前面への情報を一切取り除きました。

すると、その日からその子どもは一切何も聞かなくなりました。


私の教室を見て、「殺伐としている」という方がいます。

それはあくまで、「見た目だけ」の話です。

実際に、授業中の子どもの様子を見て、評価してほしいものです。

私のクラスの授業は「整然とした雰囲気」という特徴があるようです(笑)

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