2011年10月10日月曜日

「前へ倣え」のさせ方

朝会の司会は各学年で持ち回りのため、
色々な先生の「前へ倣え」のさせ方が見られて興味深い。

「おはようございます!」の前に行う集団行動である。
整列させることで、緊張感を生む目的もある。

しかし、「前へ倣え」のさせ方も大きく2つに分かれる。
皆さんはどちらだろうか?


  A 「前へ倣え!」(一息で言う)
  B 「前へ……倣え!」(「前へ」の後に間をつくる)


私は絶対にBである。
それに、効果的な「前へ倣え」はBであると考えている。

間をつくることで、子どもたちに心の準備をさせるのだ。

ちょっとよそ見をしている子どもでも、
教師が「前へ……」と言うと、「前倣えをするんだな」と心の準備ができ、
「倣え!」で全員が同じ動作をすることができる。

しかし、間がないと、ちょっとよそ見をしている子どもは、
周りが「前へ倣え!」をしている状態のときに、よそ見をしてる最中である。
そういう子どもは、列の前だったり真ん中だったり色々なところにいるから、
結果として列は揃わない。
それで、かわいそうなことに叱られるのである。

私が小学生のときには、どの先生もBであった。
しかし、今はAの先生もかなり多い。
そのAの先生は、おまけに語調までやんわりとしているから、
何だか緊張感が生まれない。

同じ学年で組んでいる50代の男性の先生。
私が今まで聞いた中で、一番ビリッとする「前へ……倣え!!!」である。
この先生が整列を担当すると、一発で揃う。
ざわざわした雰囲気が一発で静かになる。

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