過去に『話を聞かない男、地図が読めない女』という本が話題になった。
私の母も地図を読むことはどうやら苦手のようだ。
でも、学校現場でどうにかできるのでは?と思った。
「地図帳を開くのが楽しい」
そうどの子どもにも思ってほしくて、社会の授業は必ず地図帳ゲームから始まる。
といっても、もちろん知的にだ。
地図帳を使うにあたって重要な事項の指導が含まれている。
例えば「索引」である。
「○○ページを開いて。そこに『あ』とあるね。だから、『あ』から始まる地名は……」
という指導をしたら、絶対に地図帳嫌いになる子どもが増える。
私は、索引の指導を次のように行った。
T「地図帳ゲームをします。今からいう地名を探しなさい。1問目『いよ』」
C「いよ?(伊予は意外と子どもたちに知られていない)」
C「・・・・・・」
しかし、必ず索引のページを見ている子どもがいる。
私の学級にも1人いた。
その子どもをすかさず取り上げて褒める。
T「お!○○さん、そのページを見れば見つかるんだよね!さすがだなあ!」
そうすると、どの子どももあっという間に「伊予」を見つける。
この後、2、3問、適当な地名を出して索引に慣れ親しませる。
ものの10分くらいで、「索引」の指導はできる。
だが、問題を出すときには、必ず教師が事前に見ておく必要がある。
「横浜市(神奈川県)」「横浜町(青森県)」のように、
市町村が異なる地名があるからである。
今、私のクラスでは索引ではない出し方をしている。
それは後日ふれることにする。
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