今日、「分数と小数」のテストを行った。
平均点は、
表面のみだと94点、裏面も合わせると87点。
裏面はなんのことはない普通の文章題。
むしろ、表面の文章題の方が少し難しい。
「○○は△△の□倍」
これの立式に苦労していた。
「~をもとにすると(=を1とみると)」と
「―は何倍ですか(=はいくつにあたりますか)」の
見分けがポイントとなる。
「比べる量」を赤鉛筆で囲むなどの指導が必要だったのでは
ないかと反省している。
それでも、表面はびっくりするくらい頑張った。
今回は、おまけで表面のみの平均点を子どもたちに発表した。
大喜びだった。
最近、周年行事関係で学校自体が慌ただしいので、
気分をすっきりさせたかった。
明日から下巻に入る。
「図形の角」だ。
指導書よりも少しばかり早く進んでいる。
やっと、ペースを戻してきたという感じだ。
指導書通りのペース配分でいけば、とてもすっきりする。
1時間で予定通りに終わるよう、しっかりと言葉を削りたい。
2011年10月27日木曜日
2011年10月23日日曜日
専科
専科の先生にこう言う人がいる。
「担任の先生の授業じゃないとね、どうもだらけてしまって……」
こう言って相談するのならまだしも、
専科の授業時間に、態度が悪いのは担任の指導がなってないからだ、
と主張してくる先生がいる。
専科の授業時間に態度が悪いのは、
それはその授業時間を担当する専科の先生の責任なのである。
私も、実行委員やら横割り・たて割りで、
他学年・他学級の子どもと接することはある。
でも、しっかり話を聞くよう、
出会いは「黄金の3日間」のように、緊張感をもって指導する。
そういう指導をすれば、絶対に子どもたちは変わる。
クラスの子どもたちには「白銀の3日間」で、
「本物を目指すこと」を指導した。
専科の時間に態度を変えるのは本物ではない、
という内容のことも話した。
もちろん、
「夏休み明け、先生は『本物を目指しなさい』と言ったよね?」
を建前に指導はするが、そんなにきつくは言わない。
ある時間、子どもたちを預かったらその人の責任なのだ。
専科の時間に、子どもが誤ってケガをすれば、
担任の責任ではないことは明確である。
授業態度についても、それと同じだ。
冒頭でも述べたが、「相談」という形でなら、
私ももちろん無関係とは言わず、絶対に協力する。
「担任の先生の授業じゃないとね、どうもだらけてしまって……」
こう言って相談するのならまだしも、
専科の授業時間に、態度が悪いのは担任の指導がなってないからだ、
と主張してくる先生がいる。
専科の授業時間に態度が悪いのは、
それはその授業時間を担当する専科の先生の責任なのである。
私も、実行委員やら横割り・たて割りで、
他学年・他学級の子どもと接することはある。
でも、しっかり話を聞くよう、
出会いは「黄金の3日間」のように、緊張感をもって指導する。
そういう指導をすれば、絶対に子どもたちは変わる。
クラスの子どもたちには「白銀の3日間」で、
「本物を目指すこと」を指導した。
専科の時間に態度を変えるのは本物ではない、
という内容のことも話した。
もちろん、
「夏休み明け、先生は『本物を目指しなさい』と言ったよね?」
を建前に指導はするが、そんなにきつくは言わない。
ある時間、子どもたちを預かったらその人の責任なのだ。
専科の時間に、子どもが誤ってケガをすれば、
担任の責任ではないことは明確である。
授業態度についても、それと同じだ。
冒頭でも述べたが、「相談」という形でなら、
私ももちろん無関係とは言わず、絶対に協力する。
分数と小数 第4時までを終えて(東書5上)
この単元、内容はさほど難しいものではない。
しかし、教科書が新しくなって、練習問題数がかなり増えている。
かといって、その練習問題も複雑ではない。
やはり、ポイントは「テンポとリズム」である。
例題をのたのたやっていたのでは、
10時間くらいかかってしまうだろう。(配当時数は6時間)
私は、今のところ、指導書の配当時数・配当ページ通り進んでいる。
毎回毎回言っているようだが、
他のクラスとはだいぶ進度に差が出てきている。
7時間くらい、つまり1単元分開いている。
高学年は専科の時間も多い。
自分の時間が1時間は最低でも確保されるよう、
(=これはもちろん「算数」のため)
私も何でも専科から出された時間通りにはしない。
ただ、内容が簡単な単元だけに、
調子に乗って基本形を守らない子どもが出てくる。
しっかりと詰める。
基本形を守る子どもは、
大抵何でも丁寧にまじめにこなす子どもだ。
「守らなかったらやり直し」は宣言している。
だから、鬼畜と言われようと、やり直しをさせる。
しかし、教科書が新しくなって、練習問題数がかなり増えている。
かといって、その練習問題も複雑ではない。
やはり、ポイントは「テンポとリズム」である。
例題をのたのたやっていたのでは、
10時間くらいかかってしまうだろう。(配当時数は6時間)
私は、今のところ、指導書の配当時数・配当ページ通り進んでいる。
毎回毎回言っているようだが、
他のクラスとはだいぶ進度に差が出てきている。
7時間くらい、つまり1単元分開いている。
高学年は専科の時間も多い。
自分の時間が1時間は最低でも確保されるよう、
(=これはもちろん「算数」のため)
私も何でも専科から出された時間通りにはしない。
ただ、内容が簡単な単元だけに、
調子に乗って基本形を守らない子どもが出てくる。
しっかりと詰める。
基本形を守る子どもは、
大抵何でも丁寧にまじめにこなす子どもだ。
「守らなかったらやり直し」は宣言している。
だから、鬼畜と言われようと、やり直しをさせる。
2011年10月17日月曜日
分数と小数 第1時(東書5上)
今日から、「分数と小数」に入った。
第1時。
□÷○=□/○
になることをおさえ、解けるのが本時目標である。
何が何でもおさえさせたい内容である。
『向山型算数授業法事典〔小学5年〕』(木村重夫編)を追試した。
教科書は、ページ数にして3ページを一気に扱う。
練習問題も12問あるため、
練習問題が尻切れトンボにならないように、
前半はとにかくテンポを大事にした。
ただ、原実践と異なるのは、
□÷○=□/○
これに矢印を書かせたことである。
そうすると、みんな「簡単、簡単。」と言っていた。
「この部分なら、100点取れる。」と言う子もいた。
教科書の練習問題が終わって、7分余った。
バラドリルの当該ページをやって、答え合わせもできた。
「チャレンジしてごらん。」と言ったら、挙手が増えた。
とっても嬉しい光景だった。
第1時。
□÷○=□/○
になることをおさえ、解けるのが本時目標である。
何が何でもおさえさせたい内容である。
『向山型算数授業法事典〔小学5年〕』(木村重夫編)を追試した。
教科書は、ページ数にして3ページを一気に扱う。
練習問題も12問あるため、
練習問題が尻切れトンボにならないように、
前半はとにかくテンポを大事にした。
ただ、原実践と異なるのは、
□÷○=□/○
これに矢印を書かせたことである。
そうすると、みんな「簡単、簡単。」と言っていた。
「この部分なら、100点取れる。」と言う子もいた。
教科書の練習問題が終わって、7分余った。
バラドリルの当該ページをやって、答え合わせもできた。
「チャレンジしてごらん。」と言ったら、挙手が増えた。
とっても嬉しい光景だった。
サッカー 第2時の指導(5年)
今日は、久しぶりのサッカー。
係に準備運動をお願いする。
かけ声が職員室まで届き、とても清々しい。
学習カードを使っているが、
それが朝礼台の上にきちんと並べて置いてある。
私が言っていないのに、進んで行動したのだ。
しっかりと褒めた。
今日は、全員シュートを経験することが目標だ。
1.ボールタッチ(30秒)
左右の足の裏で、交互にタッチする。
90回以上できたのは、サッカー経験者。
苦手な子が、どれだけ伸びるのか楽しみである。
2.ボールはさみタッチ(30秒)
今度は、左右の足の内側で、交互にタッチする。
3.追いドリブル
4.1対1
5.2対2
6.4対4(ノーマルver.)
「3.」から「6.」までは前時と一緒だ。
7.4対4(全員シュートver.)
全員帽子を赤にする。(別に白でもよい)
シュートをして決まったら白にする。
チーム4人全員が白になった方が勝ち。
これで、苦手な子にもパスを回さなければならなくなる。
そして、苦手な子もシュートを経験できる。
決まったときの喜びを体感させたかった。
一番早く終わったのが女子チーム。
こういうルールでは、女子の方がよく動ける。
全体的に見ると、やや男子の方が赤帽子(=未得点者)が多かった。
休憩時間などないから、みんな汗だくである。
運動量は確保できたようだ。
朝礼台前に集合→説明→プレー→集合→説明→・・・・・
というように、一々集合するから、それだけでも相当走っている。
もちろん、先生が言う「集合」なので、ダッシュだ(笑)
女子もよく動いていた。
ただ、声は男子の方が出ていた。
その点を褒め忘れたのが今日の反省だ。
係に準備運動をお願いする。
かけ声が職員室まで届き、とても清々しい。
学習カードを使っているが、
それが朝礼台の上にきちんと並べて置いてある。
私が言っていないのに、進んで行動したのだ。
しっかりと褒めた。
今日は、全員シュートを経験することが目標だ。
1.ボールタッチ(30秒)
左右の足の裏で、交互にタッチする。
90回以上できたのは、サッカー経験者。
苦手な子が、どれだけ伸びるのか楽しみである。
2.ボールはさみタッチ(30秒)
今度は、左右の足の内側で、交互にタッチする。
3.追いドリブル
4.1対1
5.2対2
6.4対4(ノーマルver.)
「3.」から「6.」までは前時と一緒だ。
7.4対4(全員シュートver.)
全員帽子を赤にする。(別に白でもよい)
シュートをして決まったら白にする。
チーム4人全員が白になった方が勝ち。
これで、苦手な子にもパスを回さなければならなくなる。
そして、苦手な子もシュートを経験できる。
決まったときの喜びを体感させたかった。
一番早く終わったのが女子チーム。
こういうルールでは、女子の方がよく動ける。
全体的に見ると、やや男子の方が赤帽子(=未得点者)が多かった。
休憩時間などないから、みんな汗だくである。
運動量は確保できたようだ。
朝礼台前に集合→説明→プレー→集合→説明→・・・・・
というように、一々集合するから、それだけでも相当走っている。
もちろん、先生が言う「集合」なので、ダッシュだ(笑)
女子もよく動いていた。
ただ、声は男子の方が出ていた。
その点を褒め忘れたのが今日の反省だ。
2011年10月16日日曜日
算数だけは絶対に進めること
新しい学習指導要領が実施されて、
算数科は3割の内容増になった。
配列も変わり、
学年によっては中学校の内容も下りてきた。
昨年度(4年生)、年度末に大変な思いをした。(汗)
だから、今年度(5年生)は絶対にそうなるまいと決意した。
新年度、一番最初に授業を行ったのは算数であるし、
今日まで、行事がない限り欠かさず行っているのも算数である。
それでも、クラスの実態や急な予定変更で、
現在、指導書通りのペースを保てている状態だ。
たとえば、5時間授業の日で、
1・2校時が運動会の練習、3・4校時が家庭科(専科)の日は、
5校時に絶対に算数を入れる。
他の教科が算数に比べて遅れていたとしても算数を入れる。
国語は、「漢字」が絶対に外せない。
単元を丸ごと1単元カットできたとしても、漢字はカットできない。
算数は、どの内容も絶対にカットできない。
だから、算数だけは毎日進める。
どんな行事があろうと、1時間は確保して算数を進める。
そうしないと、あっという間に指導書から1単元は平気で遅れる。
ペースを守ることも大事だが、
この内容増は適当なのかどうかをまずは検討せねばならない。
算数科は3割の内容増になった。
配列も変わり、
学年によっては中学校の内容も下りてきた。
昨年度(4年生)、年度末に大変な思いをした。(汗)
だから、今年度(5年生)は絶対にそうなるまいと決意した。
新年度、一番最初に授業を行ったのは算数であるし、
今日まで、行事がない限り欠かさず行っているのも算数である。
それでも、クラスの実態や急な予定変更で、
現在、指導書通りのペースを保てている状態だ。
たとえば、5時間授業の日で、
1・2校時が運動会の練習、3・4校時が家庭科(専科)の日は、
5校時に絶対に算数を入れる。
他の教科が算数に比べて遅れていたとしても算数を入れる。
国語は、「漢字」が絶対に外せない。
単元を丸ごと1単元カットできたとしても、漢字はカットできない。
算数は、どの内容も絶対にカットできない。
だから、算数だけは毎日進める。
どんな行事があろうと、1時間は確保して算数を進める。
そうしないと、あっという間に指導書から1単元は平気で遅れる。
ペースを守ることも大事だが、
この内容増は適当なのかどうかをまずは検討せねばならない。
2011年10月15日土曜日
「単位量あたりの大きさ」を終えて
昨日テストを実施した。平均87点。
平均90点超えはならなかった。
原因は、2つある。
1つは、「単元を貫く基本形」が安定しなかったからである。
おおよそどの問題にも対応できる、基本形の吟味が不十分であった。
もう1つは、「筆算の能力の向上」が不十分だったからである。
人口密度などの問題には、4けたの数も出てくる。
そうなると、子どもたちの筆算の力に差が出た。
市販のテストは、計算スペースが不十分ではない。
何か簡単にこの問題を補う手立てはないものか。
筆算用のプリントを準備すべきなのか。
今考えつく手立てはこれだ。
何かアイディアがあれば教えていただきたい。
来週からは、「分数と小数」に入る。
夏休みが明けた時点で進度がほぼ揃っていたのに、
ここに来て他のクラスより5、6時間進んでいる。
(私のクラスは、一応指導書通りの進度)
配当時数を削っているわけではない。
とても不思議だ。
週明けから新しい単元。
週末は基本形の吟味に時間を費やしたい。
次こそは、目指せ、平均90点!
平均90点超えはならなかった。
原因は、2つある。
1つは、「単元を貫く基本形」が安定しなかったからである。
おおよそどの問題にも対応できる、基本形の吟味が不十分であった。
もう1つは、「筆算の能力の向上」が不十分だったからである。
人口密度などの問題には、4けたの数も出てくる。
そうなると、子どもたちの筆算の力に差が出た。
市販のテストは、計算スペースが不十分ではない。
何か簡単にこの問題を補う手立てはないものか。
筆算用のプリントを準備すべきなのか。
今考えつく手立てはこれだ。
何かアイディアがあれば教えていただきたい。
来週からは、「分数と小数」に入る。
夏休みが明けた時点で進度がほぼ揃っていたのに、
ここに来て他のクラスより5、6時間進んでいる。
(私のクラスは、一応指導書通りの進度)
配当時数を削っているわけではない。
とても不思議だ。
週明けから新しい単元。
週末は基本形の吟味に時間を費やしたい。
次こそは、目指せ、平均90点!
2011年10月12日水曜日
45分で合唱をよりよく仕上げる指導(条件あり)
授業参観の日に、全学年で発表をする日がある。
その学年での練習が今日から始まった。
音楽的な発表は合奏と合唱のグループに分かれる。
私は、合唱の主担当になった。
ちなみに、本校の上学年の音楽は専科による。
昨年度は4年生だったため、私は音楽の授業をしたことがない。
通常の授業ではないが、大きく見れば、
今日が人生で初めての音楽の授業である。
終わったあと、学年の50代のベテランの先生から
「今日の授業は神がかっていたね!手応えあったでしょ?」
と言われた。
それほど、45分での子どもの変貌ぶりはすごかった。
曲は「君をのせて」で、授業で一通り学習している。
二部合唱も経験している。
その専科の先生の指導があったから、
私はとても今日、楽しく授業できたので、感謝感謝である。
以下のように展開した。
本時目標は、初めての練習でもあったので、
とにかく声を出すことと、声を出すことで安定してハーモニーが
つくれることを体感することであった。
1.ゴールの確認
いつ、どのように発表するのかを分かっていない子どもが結構いた。
どこに向かっていくのかを全員で確認した。
2.ウォーミングアップ
既習であるため、一度自分のパートで歌わせた。
うまい具合に、上下のパートが半数ずついたため、
パートはそのままとした。
3.声をぶつける練習
黒板に投てき板やダーツの的のような絵を描く。
その中心に声をぶつけなさいと言う。
届けるのではなく、ぶつけるのだと強調した。
T「ぶつけるとどうなる?」 C「はね返る!」
T「だから、ぶつけて声がはね返ってきたら合格だよ。」
強弱記号を無視してとにかく声を出させる。
この時点で、地声とまではならない。
4.1年生の声で合唱
「1年生の合唱をしなさい。」と言う。
もちろん強弱記号は無視だ。
この練習のねらいは2つ。
1つは、悪い例をとにかく演じることで、良い歌い方を意識させること。
もう1つは、緊張からの解放である。とにかく大声で歌うことで、
身体的にだいぶ発散できるはずである。
音楽は表現なのだから、「はっちゃける」ことで、
最後にまとめることに向かって、スムーズにもっていける。
5.中学年の声で合唱
ちょっと難しくなる。「中学年?」という感じで、
ほどほどに地声を混ぜてくる。
このとき、子どもの頭の中では、
「これが終わったら高学年だな」と予想している。
そうすると、より歌い方を自分で意識するだろうと考えた。
6.高学年の声で合唱
まろやかな声で歌う。まとまりが出てくる。
ただし、このときに、「6年生の声で」とは言わない。
5年生からみれば1つ上の学年。
「5年生」である自分たちにもプライドはある。
だから、「高学年」と言った。
4年生で少し合唱を指導したときは
「6年生の声で」と言った。目標をより明らかにした。
7.発声に気を付けての合唱
あ行、な行、ま行などは非常に発音が曖昧になる。
そこで、「この行には気を付けるんだよ。」という指導では、
インパクトにかけるし、なかなか徹底しない。
ここで、魔法の言葉である。
「普通に教えるだけなら、先生は絶対に教えないんだけど、
みんながよく歌えるから、特別に教えるね。」とか、
「これは中学生に教えることなんだけど、
特別に教えるね。」とか、
特別感を演出する。
そうすると、子どもたちはお得だと感じ、食い入るように聞く。
「あの ちへいせん ~」という歌詞なら、
最初の「あ」を極端に強くさせる。
このフレーズは、mpなのだが、
「あ」だけは、fffに>(アクセント)がつくくらい。
そこで微調整に入る。
T「mpは『少し弱く』だから、『あ』も『少しはっきり』にしようね。」
あとは教師が調整する。
丁度よくなったら、うんと褒める。
そうしたら、全員で一度歌詞を読む。
気を付ける言葉を、テンポ良く洗い出していく。
1分程度で確認したら、まとめの合唱だ。
8.まとめの合唱
ポイントをおさらいする。
(1)声を的にぶつける。
(2)高学年の声で。
(3)発声
これで歌わせる。
歌っている最中、とにかく褒める。
褒めて褒めて褒めまくる。
これで42分くらい。
時間前に「終わります!」と言って気持ち良く解散。
NHKのコンクールに出られるんじゃない?
と気分を高める。
放課後、「君をのせて」を楽しそうに口ずさむ男子がいた。
今日の音楽は、体育で運動量を確保するのと同じ考えで、
とにかく歌う時間を多く設けようとした。
ポイントの指導は、一度静かにさせて指導するパターンと、
歌っている最中に褒めてどんどん指導するパターンがある。
音楽は絶対に怒ってはならない。
どの教科にも共通だが、学習の内容で怒ってはならない。
話を聞く態度だとか、準備物だとかは怒ってもいい。
ただし、特に音楽はできるできないで怒ってはならない。
男子も女子も気持ち良く帰っていった。
その学年での練習が今日から始まった。
音楽的な発表は合奏と合唱のグループに分かれる。
私は、合唱の主担当になった。
ちなみに、本校の上学年の音楽は専科による。
昨年度は4年生だったため、私は音楽の授業をしたことがない。
通常の授業ではないが、大きく見れば、
今日が人生で初めての音楽の授業である。
終わったあと、学年の50代のベテランの先生から
「今日の授業は神がかっていたね!手応えあったでしょ?」
と言われた。
それほど、45分での子どもの変貌ぶりはすごかった。
曲は「君をのせて」で、授業で一通り学習している。
二部合唱も経験している。
その専科の先生の指導があったから、
私はとても今日、楽しく授業できたので、感謝感謝である。
以下のように展開した。
本時目標は、初めての練習でもあったので、
とにかく声を出すことと、声を出すことで安定してハーモニーが
つくれることを体感することであった。
1.ゴールの確認
いつ、どのように発表するのかを分かっていない子どもが結構いた。
どこに向かっていくのかを全員で確認した。
2.ウォーミングアップ
既習であるため、一度自分のパートで歌わせた。
うまい具合に、上下のパートが半数ずついたため、
パートはそのままとした。
3.声をぶつける練習
黒板に投てき板やダーツの的のような絵を描く。
その中心に声をぶつけなさいと言う。
届けるのではなく、ぶつけるのだと強調した。
T「ぶつけるとどうなる?」 C「はね返る!」
T「だから、ぶつけて声がはね返ってきたら合格だよ。」
強弱記号を無視してとにかく声を出させる。
この時点で、地声とまではならない。
4.1年生の声で合唱
「1年生の合唱をしなさい。」と言う。
もちろん強弱記号は無視だ。
この練習のねらいは2つ。
1つは、悪い例をとにかく演じることで、良い歌い方を意識させること。
もう1つは、緊張からの解放である。とにかく大声で歌うことで、
身体的にだいぶ発散できるはずである。
音楽は表現なのだから、「はっちゃける」ことで、
最後にまとめることに向かって、スムーズにもっていける。
5.中学年の声で合唱
ちょっと難しくなる。「中学年?」という感じで、
ほどほどに地声を混ぜてくる。
このとき、子どもの頭の中では、
「これが終わったら高学年だな」と予想している。
そうすると、より歌い方を自分で意識するだろうと考えた。
6.高学年の声で合唱
まろやかな声で歌う。まとまりが出てくる。
ただし、このときに、「6年生の声で」とは言わない。
5年生からみれば1つ上の学年。
「5年生」である自分たちにもプライドはある。
だから、「高学年」と言った。
4年生で少し合唱を指導したときは
「6年生の声で」と言った。目標をより明らかにした。
7.発声に気を付けての合唱
あ行、な行、ま行などは非常に発音が曖昧になる。
そこで、「この行には気を付けるんだよ。」という指導では、
インパクトにかけるし、なかなか徹底しない。
ここで、魔法の言葉である。
「普通に教えるだけなら、先生は絶対に教えないんだけど、
みんながよく歌えるから、特別に教えるね。」とか、
「これは中学生に教えることなんだけど、
特別に教えるね。」とか、
特別感を演出する。
そうすると、子どもたちはお得だと感じ、食い入るように聞く。
「あの ちへいせん ~」という歌詞なら、
最初の「あ」を極端に強くさせる。
このフレーズは、mpなのだが、
「あ」だけは、fffに>(アクセント)がつくくらい。
そこで微調整に入る。
T「mpは『少し弱く』だから、『あ』も『少しはっきり』にしようね。」
あとは教師が調整する。
丁度よくなったら、うんと褒める。
そうしたら、全員で一度歌詞を読む。
気を付ける言葉を、テンポ良く洗い出していく。
1分程度で確認したら、まとめの合唱だ。
8.まとめの合唱
ポイントをおさらいする。
(1)声を的にぶつける。
(2)高学年の声で。
(3)発声
これで歌わせる。
歌っている最中、とにかく褒める。
褒めて褒めて褒めまくる。
これで42分くらい。
時間前に「終わります!」と言って気持ち良く解散。
NHKのコンクールに出られるんじゃない?
と気分を高める。
放課後、「君をのせて」を楽しそうに口ずさむ男子がいた。
今日の音楽は、体育で運動量を確保するのと同じ考えで、
とにかく歌う時間を多く設けようとした。
ポイントの指導は、一度静かにさせて指導するパターンと、
歌っている最中に褒めてどんどん指導するパターンがある。
音楽は絶対に怒ってはならない。
どの教科にも共通だが、学習の内容で怒ってはならない。
話を聞く態度だとか、準備物だとかは怒ってもいい。
ただし、特に音楽はできるできないで怒ってはならない。
男子も女子も気持ち良く帰っていった。
2011年10月11日火曜日
本物になれ
今日は後期の始業式。
とはいっても、先週金曜日が前期の終業式のため、
あまり学期が変わったという感じはしない。
しかし、節目ということで、
新年度の「黄金の3日間」、夏休み明けの「白銀の3日間」のように、
今日、何かをリセットできるのではないかと思い、いくつか指導をした。
始業式後、まずは教師の演説。
2点話した。
1点目は、偽物は許さないということ。
例えば、私の前では立派でも、他の人の前だとだらけるということ。
2点目は、たくさんチャレンジするということ。
授業中の発言でもいいし、行事でもいい。
必ず先生が支えるということを伝えた。
そのせいか、今日の算数の授業ではいつもより挙手が多かった。
たとえ続かなかったとしても、
とりあえず今日やってみようという姿勢は素直で嬉しいことだ。
それから、給食の片付け、掃除についてもレベルアップしようと話した。
具体的には、必要最低限の会話しかしないということである。
(5年生になって、今更その指導かと思われた方がいたなら申し訳ない。)
子どもたちはよく頑張り、給食の片付けも早かったし、
教室掃除にいたっては、いつも10分かかるのが、6分半で終わった。
もちろん質を保ってである。
ここでも、言われたことを素直にやろうとするから嬉しい。
今日褒め忘れてしまったのが後悔だが、
明日は真っ先にこのことを褒めようと思う。
やっぱり褒め続ける、励まし続けることで、定着することは明らかである。
あとは、今日言ったことを貫き通すだけだ。
諦めたら、そこで「定着」は遥か遠のいてしまう。
まじめな子が、私が諦めかけたときにでも、
私の言ったことを貫こうとする姿が時々見られ、私も大いに励まされた。
この仕事、教室で子どもたちと生活を営むのが本当に柱となれば、
またとない素晴らしい仕事だと思う。
とはいっても、先週金曜日が前期の終業式のため、
あまり学期が変わったという感じはしない。
しかし、節目ということで、
新年度の「黄金の3日間」、夏休み明けの「白銀の3日間」のように、
今日、何かをリセットできるのではないかと思い、いくつか指導をした。
始業式後、まずは教師の演説。
2点話した。
1点目は、偽物は許さないということ。
例えば、私の前では立派でも、他の人の前だとだらけるということ。
2点目は、たくさんチャレンジするということ。
授業中の発言でもいいし、行事でもいい。
必ず先生が支えるということを伝えた。
そのせいか、今日の算数の授業ではいつもより挙手が多かった。
たとえ続かなかったとしても、
とりあえず今日やってみようという姿勢は素直で嬉しいことだ。
それから、給食の片付け、掃除についてもレベルアップしようと話した。
具体的には、必要最低限の会話しかしないということである。
(5年生になって、今更その指導かと思われた方がいたなら申し訳ない。)
子どもたちはよく頑張り、給食の片付けも早かったし、
教室掃除にいたっては、いつも10分かかるのが、6分半で終わった。
もちろん質を保ってである。
ここでも、言われたことを素直にやろうとするから嬉しい。
今日褒め忘れてしまったのが後悔だが、
明日は真っ先にこのことを褒めようと思う。
やっぱり褒め続ける、励まし続けることで、定着することは明らかである。
あとは、今日言ったことを貫き通すだけだ。
諦めたら、そこで「定着」は遥か遠のいてしまう。
まじめな子が、私が諦めかけたときにでも、
私の言ったことを貫こうとする姿が時々見られ、私も大いに励まされた。
この仕事、教室で子どもたちと生活を営むのが本当に柱となれば、
またとない素晴らしい仕事だと思う。
2011年10月10日月曜日
「前へ倣え」のさせ方
朝会の司会は各学年で持ち回りのため、
色々な先生の「前へ倣え」のさせ方が見られて興味深い。
「おはようございます!」の前に行う集団行動である。
整列させることで、緊張感を生む目的もある。
しかし、「前へ倣え」のさせ方も大きく2つに分かれる。
皆さんはどちらだろうか?
A 「前へ倣え!」(一息で言う)
B 「前へ……倣え!」(「前へ」の後に間をつくる)
私は絶対にBである。
それに、効果的な「前へ倣え」はBであると考えている。
間をつくることで、子どもたちに心の準備をさせるのだ。
ちょっとよそ見をしている子どもでも、
教師が「前へ……」と言うと、「前倣えをするんだな」と心の準備ができ、
「倣え!」で全員が同じ動作をすることができる。
しかし、間がないと、ちょっとよそ見をしている子どもは、
周りが「前へ倣え!」をしている状態のときに、よそ見をしてる最中である。
そういう子どもは、列の前だったり真ん中だったり色々なところにいるから、
結果として列は揃わない。
それで、かわいそうなことに叱られるのである。
私が小学生のときには、どの先生もBであった。
しかし、今はAの先生もかなり多い。
そのAの先生は、おまけに語調までやんわりとしているから、
何だか緊張感が生まれない。
同じ学年で組んでいる50代の男性の先生。
私が今まで聞いた中で、一番ビリッとする「前へ……倣え!!!」である。
この先生が整列を担当すると、一発で揃う。
ざわざわした雰囲気が一発で静かになる。
色々な先生の「前へ倣え」のさせ方が見られて興味深い。
「おはようございます!」の前に行う集団行動である。
整列させることで、緊張感を生む目的もある。
しかし、「前へ倣え」のさせ方も大きく2つに分かれる。
皆さんはどちらだろうか?
A 「前へ倣え!」(一息で言う)
B 「前へ……倣え!」(「前へ」の後に間をつくる)
私は絶対にBである。
それに、効果的な「前へ倣え」はBであると考えている。
間をつくることで、子どもたちに心の準備をさせるのだ。
ちょっとよそ見をしている子どもでも、
教師が「前へ……」と言うと、「前倣えをするんだな」と心の準備ができ、
「倣え!」で全員が同じ動作をすることができる。
しかし、間がないと、ちょっとよそ見をしている子どもは、
周りが「前へ倣え!」をしている状態のときに、よそ見をしてる最中である。
そういう子どもは、列の前だったり真ん中だったり色々なところにいるから、
結果として列は揃わない。
それで、かわいそうなことに叱られるのである。
私が小学生のときには、どの先生もBであった。
しかし、今はAの先生もかなり多い。
そのAの先生は、おまけに語調までやんわりとしているから、
何だか緊張感が生まれない。
同じ学年で組んでいる50代の男性の先生。
私が今まで聞いた中で、一番ビリッとする「前へ……倣え!!!」である。
この先生が整列を担当すると、一発で揃う。
ざわざわした雰囲気が一発で静かになる。
ハンドサイン
本校は2学期制なので、先週金曜日が終業式だった。
そこでの並ばせ方である。
1年生
体育館の所定の場所まで2列で連れてくる。
それぞれのクラスが並ぶ場所で、担任が「前へ倣(なら)え!」
担任が列を回りチェックする。
至って当たり前の指導である。
私(5年生)も同じように「前へ倣え」をさせる。
「前へ倣え」は集団行動の基本動作の一つである。
ところがだ。
2年生
体育館の所定の場所まで2列で連れてくる。
担任が拳(グー)を挙げている。
子どもたちは整列する。
2年生全学級がそうしているのだから、揃えているのだろう。
しかし、私には稀有、いや滑稽に見える。
1年生が、担任の「前へ倣え!」で整列できるのだ。
なぜ、上級生である2年生がそれで整列できないのだろう。
昨年、幼稚園(年長)の様子を見る機会があった。
幼稚園でも、「前へ倣え!」で整列できていた。
朝会などで、全校で一度整列するときも、
担当の先生が「前へ倣え!」と声を出す。
そのときは、2年生もそれで整列している。
こういう基本動作は、
全国共通のルールで通用できるようにしなければならない。
まあ、2年生の内にこのような並び方は卒業させるだろう。
仮に、2年生でハンドサインで整列させていたとしても、
1年生が号令で整列している様子を見て、
2年生の担任が何とも思わなかったとしたら、
それはそれで問題である。知的でない。
ちなみに言うと、小学校の教師で、
2列まとめて「1号車」「2号車」などという教師もどうかと思う。
ましてや、高学年担任でも使う人がいる。
そこでの並ばせ方である。
1年生
体育館の所定の場所まで2列で連れてくる。
それぞれのクラスが並ぶ場所で、担任が「前へ倣(なら)え!」
担任が列を回りチェックする。
至って当たり前の指導である。
私(5年生)も同じように「前へ倣え」をさせる。
「前へ倣え」は集団行動の基本動作の一つである。
ところがだ。
2年生
体育館の所定の場所まで2列で連れてくる。
担任が拳(グー)を挙げている。
子どもたちは整列する。
2年生全学級がそうしているのだから、揃えているのだろう。
しかし、私には稀有、いや滑稽に見える。
1年生が、担任の「前へ倣え!」で整列できるのだ。
なぜ、上級生である2年生がそれで整列できないのだろう。
昨年、幼稚園(年長)の様子を見る機会があった。
幼稚園でも、「前へ倣え!」で整列できていた。
朝会などで、全校で一度整列するときも、
担当の先生が「前へ倣え!」と声を出す。
そのときは、2年生もそれで整列している。
こういう基本動作は、
全国共通のルールで通用できるようにしなければならない。
まあ、2年生の内にこのような並び方は卒業させるだろう。
仮に、2年生でハンドサインで整列させていたとしても、
1年生が号令で整列している様子を見て、
2年生の担任が何とも思わなかったとしたら、
それはそれで問題である。知的でない。
ちなみに言うと、小学校の教師で、
2列まとめて「1号車」「2号車」などという教師もどうかと思う。
ましてや、高学年担任でも使う人がいる。
2011年10月6日木曜日
単位量あたりの大きさ 第10時(東書5上)
3.右の表は、同じ種類の米をつくる
AとBの田の面積ととれた米の重さを
表したものです。
米がよくとれたといえるのは、A、
Bのどちらの田ですか。
A …… 11a、570kg
B …… 14a、680kg
東京書籍5上、「単位量あたりの大きさ」第10時である。
ここでの指導のポイントは「よくとれた」である。
子どもたちは意外と、
よくとれた=とれた量が(面積に関係なく)多い
と思っているようだ。
どちらがよくとれる田かを予想させたら、
圧倒的にBが多かった。
理由を聞いてみると、
「Bは広いし、重さもAより重い。」と言うのだ。
そこで、
「確かにAよりBの方が広いし、とれた米の重さも、
Bの方が重いよね。だけど、よくとれたというのは、
違うんだよ。」
ここを押さえなければならない。
本時は、教科書に書いてる情報は少ないようだが、
立式→筆算→答えをテンポ良く指示していかないと、
最後にある練習問題2題を答え合わせまで終わらせられない。
今日の実践でも、45分ギリギリであった。
(無駄に待つ時間が多かったためと思われる。
早くできた子にさっさと板書させて、時間調整するべきであった。)
AとBの田の面積ととれた米の重さを
表したものです。
米がよくとれたといえるのは、A、
Bのどちらの田ですか。
A …… 11a、570kg
B …… 14a、680kg
東京書籍5上、「単位量あたりの大きさ」第10時である。
ここでの指導のポイントは「よくとれた」である。
子どもたちは意外と、
よくとれた=とれた量が(面積に関係なく)多い
と思っているようだ。
どちらがよくとれる田かを予想させたら、
圧倒的にBが多かった。
理由を聞いてみると、
「Bは広いし、重さもAより重い。」と言うのだ。
そこで、
「確かにAよりBの方が広いし、とれた米の重さも、
Bの方が重いよね。だけど、よくとれたというのは、
違うんだよ。」
ここを押さえなければならない。
本時は、教科書に書いてる情報は少ないようだが、
立式→筆算→答えをテンポ良く指示していかないと、
最後にある練習問題2題を答え合わせまで終わらせられない。
今日の実践でも、45分ギリギリであった。
(無駄に待つ時間が多かったためと思われる。
早くできた子にさっさと板書させて、時間調整するべきであった。)
2011年10月4日火曜日
サッカー 第1時の指導(5年)
本時は、とにかく運動量を確保して、ボールに触れる時間を確保することを目標にした。
以下、本時展開である。
1.準備運動
係の児童に任せる。
ボール系の準備運動は、現在模索中。
2.語り
サッカーは、放課後にクラブ等で習っている子どもが多いスポーツである。
そこを全ての子どもに分からせた上で、
・上手な人だけがプレーしていてもつまらないこと。
・上手な人も活躍できなければつまらないこと。
・だから、上手な人は教えて励ましたり褒めたりすること。
・苦手な人は、上手な人に励まされたり、褒められたりすると嬉しいこと。
以上を語った。
3.チーム分け(男女別)
チームを子どもたちに考えさせてみた。
自分たちでメンバーを決めることで、チームに連帯感と責任感をもたせることをねらった。
また、普段ボールを操作する様子は子どもの方がよく見ていることもある。
「必要な時間は?」と聞いたら「5分」と答えたので、5分間あげた。
時間ぴったり(女子は少し早め)にチームは決まった。それを褒めた。
4.2人1組追いドリブル
先頭の人についていき、ドリブルを真似していく内容である。
活動に入る前に、ボールはゴロでということを伝えた。
(1)ざっと説明だけして、とりあえず1分間やらせる。
(2)数人の後ろの子どもが、ドリブルせずに、ボールを持ってついていっていた。
素早く集合させて、後ろもドリブルしてついていくことを伝える。
前後を交換して1分間やらせる。
(3)前の人が暴走して、ペアがくっついていない子どもたちがいる。
素早く集合させて、歩きながらのドリブルでいいことを伝える。
前後を交換して1分間やらせる。
(4)うまくお互いを気にしたり、声をかけたりしているペアがいた。
素早く集合させて、できていたペアを褒める。(女子ペアが意外と上手)
前後を交換して1分間やらせる。
5.適当な人数を選び、校庭の至る所にハードルを設置させる。(本時は11台設置)
6.ハードルをゴールに見立てての、1対1(男女別)
1対1でゲームをする。
ルールは以下の通りである。
・ハードルの前後どちらから入れてもゴールになること。
・同じハードルに連続でゴールできない。
・他のゴールに入れることができれば、同じハードルにゴールできる。
これは2分間やらせた。
女子の中にも、相手が入れそうなハードルに先回りする子どもが出てくる。
(思考・判断の評価になるように素早く名簿でチェック)
7.2対2(男女別)
「6.」と同じルール。これも2分間やらせる。
8.4対4(男女別)
これまた同じルール。これも2分間やらせる。
今日はここまでで45分が終了。
本校は、教室の移動から始まるため、時間を計算しても「?」だが、時間ぴったりであった(笑)
サッカーの授業のルールとして、指示があるまでボールを蹴らない約束にした。
また、集合するときは、ボールを持って集合するように言った。
そうした方が、素早く集合できるからである。
男女別で行ったのは、苦手な女子は、女子の中なら楽しめるのではないかと考えたからだ。
女子は割と「キャーキャー」楽しそうにゲームをしていた。
体育の授業という点からは、男女混合のゲームも行う必要はある。
スポーツという点からは、男女混合にこだわる必要はない。
本時は第1時であったから、いきなり男女混合にはしなかった。
体育の副読本には、とりあえずゲームをしてみて課題を見つけるという展開になっていた。
それも考えたがやめた。
せっかくのサッカーとの出会い。
苦手な子どももたくさん動いて楽しい出会いにさせたかったからだ。
感想こそ記録させていないが、みんな前半ではあはあ言っていた。
集合させては簡単な説明をし、すぐにゲーム再開だからだ。
1時間目に行ったので、その後どうやらお疲れになっていたらしい(笑)
だらしないのは嫌いだが、ある程度疲れたのなら、ねらい達成である。
次回は、1人1回ゴールできるような指導をしていきたいと考えている。
以下、本時展開である。
1.準備運動
係の児童に任せる。
ボール系の準備運動は、現在模索中。
2.語り
サッカーは、放課後にクラブ等で習っている子どもが多いスポーツである。
そこを全ての子どもに分からせた上で、
・上手な人だけがプレーしていてもつまらないこと。
・上手な人も活躍できなければつまらないこと。
・だから、上手な人は教えて励ましたり褒めたりすること。
・苦手な人は、上手な人に励まされたり、褒められたりすると嬉しいこと。
以上を語った。
3.チーム分け(男女別)
チームを子どもたちに考えさせてみた。
自分たちでメンバーを決めることで、チームに連帯感と責任感をもたせることをねらった。
また、普段ボールを操作する様子は子どもの方がよく見ていることもある。
「必要な時間は?」と聞いたら「5分」と答えたので、5分間あげた。
時間ぴったり(女子は少し早め)にチームは決まった。それを褒めた。
4.2人1組追いドリブル
先頭の人についていき、ドリブルを真似していく内容である。
活動に入る前に、ボールはゴロでということを伝えた。
(1)ざっと説明だけして、とりあえず1分間やらせる。
(2)数人の後ろの子どもが、ドリブルせずに、ボールを持ってついていっていた。
素早く集合させて、後ろもドリブルしてついていくことを伝える。
前後を交換して1分間やらせる。
(3)前の人が暴走して、ペアがくっついていない子どもたちがいる。
素早く集合させて、歩きながらのドリブルでいいことを伝える。
前後を交換して1分間やらせる。
(4)うまくお互いを気にしたり、声をかけたりしているペアがいた。
素早く集合させて、できていたペアを褒める。(女子ペアが意外と上手)
前後を交換して1分間やらせる。
5.適当な人数を選び、校庭の至る所にハードルを設置させる。(本時は11台設置)
6.ハードルをゴールに見立てての、1対1(男女別)
1対1でゲームをする。
ルールは以下の通りである。
・ハードルの前後どちらから入れてもゴールになること。
・同じハードルに連続でゴールできない。
・他のゴールに入れることができれば、同じハードルにゴールできる。
これは2分間やらせた。
女子の中にも、相手が入れそうなハードルに先回りする子どもが出てくる。
(思考・判断の評価になるように素早く名簿でチェック)
7.2対2(男女別)
「6.」と同じルール。これも2分間やらせる。
8.4対4(男女別)
これまた同じルール。これも2分間やらせる。
今日はここまでで45分が終了。
本校は、教室の移動から始まるため、時間を計算しても「?」だが、時間ぴったりであった(笑)
サッカーの授業のルールとして、指示があるまでボールを蹴らない約束にした。
また、集合するときは、ボールを持って集合するように言った。
そうした方が、素早く集合できるからである。
男女別で行ったのは、苦手な女子は、女子の中なら楽しめるのではないかと考えたからだ。
女子は割と「キャーキャー」楽しそうにゲームをしていた。
体育の授業という点からは、男女混合のゲームも行う必要はある。
スポーツという点からは、男女混合にこだわる必要はない。
本時は第1時であったから、いきなり男女混合にはしなかった。
体育の副読本には、とりあえずゲームをしてみて課題を見つけるという展開になっていた。
それも考えたがやめた。
せっかくのサッカーとの出会い。
苦手な子どももたくさん動いて楽しい出会いにさせたかったからだ。
感想こそ記録させていないが、みんな前半ではあはあ言っていた。
集合させては簡単な説明をし、すぐにゲーム再開だからだ。
1時間目に行ったので、その後どうやらお疲れになっていたらしい(笑)
だらしないのは嫌いだが、ある程度疲れたのなら、ねらい達成である。
次回は、1人1回ゴールできるような指導をしていきたいと考えている。
2011年10月3日月曜日
地図帳に親しませるための指導(中学年~高学年)
過去に『話を聞かない男、地図が読めない女』という本が話題になった。
私の母も地図を読むことはどうやら苦手のようだ。
でも、学校現場でどうにかできるのでは?と思った。
「地図帳を開くのが楽しい」
そうどの子どもにも思ってほしくて、社会の授業は必ず地図帳ゲームから始まる。
といっても、もちろん知的にだ。
地図帳を使うにあたって重要な事項の指導が含まれている。
例えば「索引」である。
「○○ページを開いて。そこに『あ』とあるね。だから、『あ』から始まる地名は……」
という指導をしたら、絶対に地図帳嫌いになる子どもが増える。
私は、索引の指導を次のように行った。
T「地図帳ゲームをします。今からいう地名を探しなさい。1問目『いよ』」
C「いよ?(伊予は意外と子どもたちに知られていない)」
C「・・・・・・」
しかし、必ず索引のページを見ている子どもがいる。
私の学級にも1人いた。
その子どもをすかさず取り上げて褒める。
T「お!○○さん、そのページを見れば見つかるんだよね!さすがだなあ!」
そうすると、どの子どももあっという間に「伊予」を見つける。
この後、2、3問、適当な地名を出して索引に慣れ親しませる。
ものの10分くらいで、「索引」の指導はできる。
だが、問題を出すときには、必ず教師が事前に見ておく必要がある。
「横浜市(神奈川県)」「横浜町(青森県)」のように、
市町村が異なる地名があるからである。
今、私のクラスでは索引ではない出し方をしている。
それは後日ふれることにする。
私の母も地図を読むことはどうやら苦手のようだ。
でも、学校現場でどうにかできるのでは?と思った。
「地図帳を開くのが楽しい」
そうどの子どもにも思ってほしくて、社会の授業は必ず地図帳ゲームから始まる。
といっても、もちろん知的にだ。
地図帳を使うにあたって重要な事項の指導が含まれている。
例えば「索引」である。
「○○ページを開いて。そこに『あ』とあるね。だから、『あ』から始まる地名は……」
という指導をしたら、絶対に地図帳嫌いになる子どもが増える。
私は、索引の指導を次のように行った。
T「地図帳ゲームをします。今からいう地名を探しなさい。1問目『いよ』」
C「いよ?(伊予は意外と子どもたちに知られていない)」
C「・・・・・・」
しかし、必ず索引のページを見ている子どもがいる。
私の学級にも1人いた。
その子どもをすかさず取り上げて褒める。
T「お!○○さん、そのページを見れば見つかるんだよね!さすがだなあ!」
そうすると、どの子どももあっという間に「伊予」を見つける。
この後、2、3問、適当な地名を出して索引に慣れ親しませる。
ものの10分くらいで、「索引」の指導はできる。
だが、問題を出すときには、必ず教師が事前に見ておく必要がある。
「横浜市(神奈川県)」「横浜町(青森県)」のように、
市町村が異なる地名があるからである。
今、私のクラスでは索引ではない出し方をしている。
それは後日ふれることにする。
2011年10月2日日曜日
「日本の農業」(5年) 人力vs機械
少し遅れていて、毎日1時間は行っている社会。
先週、「米作りは、人力で行うのと機械で行うのとでは、どちらが儲かるか」という題で、
子どもたちに討論させてみた。
きっかけは、導入で「○○したら米作りで儲かる」をひたすら挙げさせたときに、
「機械代を減らすために、全て人力で行う」という意見が出たからだ。
多少強引に、「指名なし討論」にしてみた。
そうすると、なかなかおもしろい展開になった。
資料集から、労働人口の減少、労働層の高齢化などを自然と見つけては、討論している。
また、ただ意見を出し合うだけでなく、出された意見に付け加えたり、反論したりもしている。
最初の方は、よく発言する子どもが意見を述べていたが、
じっくり聞いて考えている子どももいるもので、
後半には初めて意見を述べる子どももちらほらと出てきた。
大論争とまではいかなかったのは私の指導不足だ。
みっちり調べさせたり、ノートに意見を書かせたりすることは省いた。
(どうしても時間数との兼ね合いがうまくいかなかったから。これまた、私の責任であることはもちろん。)
あまり良い環境とはいえなかったが、唯一、場数を踏むことはプラスであった。
こういうスタイルの討論の雰囲気に慣れさせたかった。
最近の私の重点目標は、最低1日に1回は、全ての子どもが声を出すことである。
音読でもいいし、問題文を読むのでもいい。
黙っている時間を極力減らしたい。
算数の時間では、教科書に書いてあることを問うて、指名することもある。
そのうち、討論で1人1回は意見を言えるようにさせたいというのが、大きな目標である。
先週、「米作りは、人力で行うのと機械で行うのとでは、どちらが儲かるか」という題で、
子どもたちに討論させてみた。
きっかけは、導入で「○○したら米作りで儲かる」をひたすら挙げさせたときに、
「機械代を減らすために、全て人力で行う」という意見が出たからだ。
多少強引に、「指名なし討論」にしてみた。
そうすると、なかなかおもしろい展開になった。
資料集から、労働人口の減少、労働層の高齢化などを自然と見つけては、討論している。
また、ただ意見を出し合うだけでなく、出された意見に付け加えたり、反論したりもしている。
最初の方は、よく発言する子どもが意見を述べていたが、
じっくり聞いて考えている子どももいるもので、
後半には初めて意見を述べる子どももちらほらと出てきた。
大論争とまではいかなかったのは私の指導不足だ。
みっちり調べさせたり、ノートに意見を書かせたりすることは省いた。
(どうしても時間数との兼ね合いがうまくいかなかったから。これまた、私の責任であることはもちろん。)
あまり良い環境とはいえなかったが、唯一、場数を踏むことはプラスであった。
こういうスタイルの討論の雰囲気に慣れさせたかった。
最近の私の重点目標は、最低1日に1回は、全ての子どもが声を出すことである。
音読でもいいし、問題文を読むのでもいい。
黙っている時間を極力減らしたい。
算数の時間では、教科書に書いてあることを問うて、指名することもある。
そのうち、討論で1人1回は意見を言えるようにさせたいというのが、大きな目標である。
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