単元を入れ替えていたので、この単元がこの時期であった。
説明的文章は、とにかく文章の構造と、「問い―答え」を基本としている。
今回、「筆者の主張は何段落か」という学習で、非常に知的な展開となった。
読めば明らかで、「第7段落」である。
しかし、ここから一歩踏み込んで、「根拠」を問う。
つまり、どの言葉から判断したのかということだ。
言葉を問うてこそ、「国語」なのである。
「~きませんか?」という「問いかけ」があるから第7段落だ、
という意見が多かった。
そこで切り返す。
「第1段落、そして第2段落にも問いかけがありますが、
そうすると、この2つの段落も主張ですね。」
※第1段落=「イヌ型ロボットを知っていますか。」
※第2段落=「イヌとイヌ型ロボットは同じでしょうか。」(←うろ覚え)
子どもたちは、あれこれ考える。
私の言ったことに対して、
「いや、そうじゃないんだけど、なんっていうか、その……」
という状態である(笑)
時間がきて聞いてみると、なるほど!と思えるものが2つ出た。
【その1】文章の構造に着目
第1段落と第2段落の「問いかけ」は、その後に「答え」がある。
しかし、第7段落の「問いかけ」は「答え」がない。
だから、第7段落は質問じゃなくて、主張なのだ。
【その2】「問いかけ」の内容に着目
第1段落と第2段落では、「知識」を聞いている。
しかし、第7段落では、読者に考えてほしいことを問いかけている。
そして今日、自分の考えをノートに書かせ、授業を終えた。
勤務校では、「平和のとりでを築く」を最初にやっているので、
自分の経験などを織り交ぜて書くことは、事あるごとに言っている。
今回も、そうするよう指導した。
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