6年生の理科で「化石」が出てくる。
標本を観察することになっているが、
さらに体験的な授業にすることができる。
栃木県「木の葉化石園」では学校向けに化石の原石を販売している。
5個入り1袋が500円である。
詳しくはホームページを参照してほしい。
これをマイナスドライバー(平たがね)とハンマーで割っていく。
そうすると、木の葉の化石が出てくる。
「原石」なので、中には化石が含まれていないものもある。
全体的に灰色のものは入っていないようだ。
「原石」なので、1つの原石からいくつも化石が出ることもある。
理科が好きな男子。
博物館で購入したと思われる、比較的安価な化石セットを持参した。
「持ってきていいですか?」と聞かれたので、
「参考になるから、ぜひ持ってきて」と答えた。
サメの歯、三葉虫、アンモナイトなど、小さな化石セットだ。
(本人曰く、1000円もしないという。確かに小さなものは安い)
今日、その化石セットを授業で見せたので、「持って帰ったら?」と聞いたら、
「今日(金曜日)は、荷物がいっぱいあるから、月曜日にする。」と言う。
それよりも、自分で原石を割って得た化石を大事そうに持って帰った。
その化石も、葉が1枚完全な姿ではない。半分以下の葉だ。
それでも、「これは持って帰る」と言って、手に握って下校した。
どんなに立派な化石セットより、
たとえ不格好でも、自分の手で得た化石の方が「宝物」なのだ。
理科を教えている者として、非常に嬉しくなった。
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