100均で売られている文房具と、文房具店で売られている文房具の比較である。
「えんぴつ」「赤えんぴつ」「消しゴム」の3点についてだ。
消しゴムについては、そこまで差を感じなかった。
しかし、えんぴつと赤えんぴつについては、使用感がかなり異なる。
100均商品は、ざらつき、書いているとどこかつっかえる感じがある。
一方、文房具は滑らかだ。紙に吸い付く感覚さえある。
試しに、クラスの子数人に試してもらったが、
全員が「こっちがいい!」と文房具の方を使いやすいと言っていた。
100均商品は、「おもちゃ」同然である。メモに使うなら十分であろう。
しかし、子どもたちの仕事は「学習」である。
世の中の仕事は、それぞれの世界にプロの道具がある。
子どもたちにとっては、「文房具」がプロの道具でなければならない。
訳のわからないキャラクターが印字されている鉛筆よりも、
三菱やトンボなどのシンプルな鉛筆が良い。
学力の高い子は、軒並みこういう文房具を使っている。
親がそういう意識をもっていることも多い。
伝えるだけではだめなので、
個人面談期間中、親が待つ場所である廊下に「試し書きセット」を準備した。
その反応はまだ聞いていないが、体験してもらうことで、
少しでもわたしの思いが伝わればと思う。
校長はわたしの考えに深く賛同してくださり、
区の研究会で広め、学校中に広めようとしてくださった。
ありがたいことだ。
職員からは反応がかなりあった。
一昔前なら、100均すらなく、このような心配はなかっただろう。
しかし、モノで溢れかえる現代では、このような情報発信も必要である。
嘘だと思うなら、大した出費にはならないので、
文房具と100均商品を買い、ご自身で試してみるとよい。
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