応援団には、とにかく「脇役」と言い続けてきた。
それなのに、運動会の間、ずっと声を張り上げて応援し、盛り上げた。
運動会が終われば、その頑張りをぜひケアしたい。
そして、教育はタイミングである。逃してはいけないタイミングがある。
閉会式が終わって、すぐに応援団を集める。
片付けが始まった中、色ごとに集合写真を撮る。
こればかりはこの日でなくてはならない。
運動会後の、安堵の表情だったり、達成感だったり、疲労感だったり、
そういった表情が大切である。
こういう教師がいる。
「保護者も写真を撮りたいのだから、応援団だけというのはちょっと……」
保護者の写真とはわけが違う。
我々は、あくまで「教育活動」の一環として写真を撮る。
だから、この写真には子どもたちの成長につながる意味がある。
これだけやったぞ、という瞬間を残す。
そして、廊下に掲示する。
自分たちは改めて達成感を感じるだろうし、
全校の他の児童の中には、「憧れ」を抱く者が出てくるかもしれない。
親が撮るのは「思い出」のためである。
だから、教師が撮るのとは意味合いが全く違う。
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