授業は、「発問」と「指示」で構成される。
例えば、算数で文章題を授業するとする。
△「式はどうなりますか。」
◎「式はどうなりますか。ノートに書きなさい。」
「式はどうなりますか。」が発問だ。
「ノートに書きなさい。」が指示である。
発問と指示はセットでなくてはならない。
ただし、次の指示を出すタイミングも考えなくてはならない。
ここで全員ができるのを待つ教師がいる。
これでは、リズムとテンポが生まれない。
7割が終えていたら次に進む
残りの3割は追い付こうと必死になる。
それくらいでいいのだ。
学力に課題がある児童がその3割に含まれるとしたら、全員で式を読んだり、黒板に書かせたりすればよい。
そうすれば「写すのも勉強ですよ。」と言って、その子のノートに何も書かれないということは避けられる。
7割が終わるまでにタイムラグが生じるときがある。
最初の方に終わる子と、後半の方に終わる子とで差が生じる場合だ。
そういうときは、次のような手立てが考えられる。
算数に限ったことではないので、その時々の学習内容で使い分ける。
①覚えるまで唱えていなさい。
②席を立ってもいいですから、5人と答え合わせをしなさい。
③黒板に書いてもらいます。先着〇人。先生にノートを見せに来なさい。
④~に色を塗って待っていなさい。
⑤先生問題を出す。(内容に関係していても、クイズみたいに関係していなくてもよい。)
これは、
空白禁止の原則
である。
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