2016年4月18日月曜日

掃除のシステムを入れる

 「掃除」も教師の統率力が試される。
 なぜなら、「やらなければいけない」ことだし、好きだという人がそんなに「多くない」からである。

 私は、ここ数年ずっと「学期」で固定している。
 勤務校は、2学期制だが、私のクラスの掃除は3学期制である。
 つまり、数か月の間、役割が固定される。
 もちろん、不平・不満を取り除くため、必ず雑巾は1度は担当させる。

 先週の月曜日から掃除が始まった。
 学年は3年生。
 9分で終わった。
 3年生にしては、出来も及第点である。

 今日から2週目。
 もう言わなくても、子どもたちは動きが分かっている。
 これが1週間交代なら、また「0」からの出発である。

 補足だが、1年生担任のときは、1週間交代にした。
 これから5年以上ある小学校生活。
 「〇〇の仕方が分かりません。」では困るからだ。

 1年生の振り出しほど怖いものはない。
 ただし、私が6年間担任するわけではないから、とりあえず全ての役割を経験させる。

 さて、今日。
 5時間目は、80m走のタイム測定を学年で行った。
 運動会のリレー選手選考だ。

 昼休みに距離を測っていると、あっという間に昼休み終了のチャイムが鳴った。
 慌てて教室へ戻ると、掃除開始から4分が過ぎている。
 教室を見渡すと、ほぼ半分が終わろうとしていた。
 もうシステムは入っている。

 片や隣のクラス。
 偶然、放課後の職員会議で、校長先生が「掃除について学年で少し話題を共有してください。」と時間を取った。
 そのクラスは、担任が私と同様に遅れて行ったが、掃除を始められていなかったという。
 始まって2週目。
 この差は歴然だ。

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