2016年4月23日土曜日

算数「九九を見直そう」総括

 20日(水)にテストを実施した。
 34人学級、平均点は95.8点だった。

 工夫した点を紹介する。


 ①基本形を「あかねこ計算スキル」に合わせた

 3年生の教科書ながら、情報量の多さは6年生と同じくらいである。
 3~6年生は、ほぼ同じと言ってよい。
 つい最近まで2年生だった子たちだ。
 シンプルにするために、「あかねこ計算スキル」の基本形を中心とした。

 第6時(13~15ページ)のような内容が厄介だ。
 12×4など、10を超える被乗数を扱うところだ。
 「あかねこ計算スキル」では、「かおり」の考えが基本形だ。
 12を10と2に分ける考え方である。
 こうでも絞って扱わないと、1時間でとてもスキルまで終えられない。


 ②ノートの書く量を減らした

 つい最近まで巨大なマス目だった子たちだ。
 いきなり多い量を「そっくりそのまま写しなさい。」と指示しても、あまりに差が生まれる。
 教科書に、穴埋めになっている問題はそのまま使用した。
 「あかねこ計算スキル」でも、テストでも同様だからだ。

 第4時(11ページ)の練習問題△4は、システムを入れた。
 「式」と「答え」を書くようにというのと、「答え」に下線を引くようにだ。

 これくらいシンプルな方がよい。


 ③アルゴリズムを唱えた

 ノートの量を減らしたから、その代わりに唱える量を確保した。

 8×6
 8×2=16
 8×4=32
 あわせて 48

 この内容は、

 1 「8×6の計算。」
 2 「6を2と4に分ける。」
 3 「8×2=16。」
 4 「8×4=32。」
 5 「16+32=48。」

というアルゴリズムになる。
 唱える量を確保することで、一方だけを分けるという考え方を感覚的に身に付けさせた。

0 件のコメント:

コメントを投稿