2013年4月24日水曜日

1年生も熱中する音読指導

学年共通として、まだ「宿題」は出していない。
しかし、音読なら手軽に取り組めるので、
宿題ではないが、「自学」のような形で取り組ませている。

まずは、授業の音読指導

(1)追い読み
(2)交代読み
(3)列読み

これを基本として取り組んでいる。

その際、
タイトルの横に○を10個書かせ、
1回読むごとに○を1つ赤鉛筆で塗っていく。

「おうちで塗ってきてもいいよ。
足りなくなったら、足してもいいよ。」

これだけで、大多数の子が読んできた。

中には、100を超える子もいる。

もちろん、授業中に最低10回は読む。
これで、全員が「全て塗った」という達成感がある。

今は、暇さえあれば競うように塗っている。

国語の指導の基本は、
教材文をすらすら読めるようになることである。

1年生は、教材文自体が短いから、有効である。
もちろん、学級だよりでも紹介した。

2013年4月18日木曜日

1年生算数「なかまづくり」(第2時・東京書籍)

1対1対応の学習である。

線と線で結び、多少・同数を判断する。
ちなみに、どれだけ多いか少ないかも考えさせる。

線と線で結ぶことが基本だ。
次のページの、おはじきによる間接比較は「おまけ」である。
だから、ここはとばした。

なぜなら、「おはじき」は扱いが難しく、
学習以前に扱いで困難が生じるからだ。

あとは計算スキルをやって終わり。

あかねこ計算スキルは、
みんな簡単簡単と言う。

少しでも学習への抵抗をなくしたい。

今日は、教科書忘れが1名。
半泣きであった。
早めに貸出用の教科書を仕入れたい。

2013年4月16日火曜日

スキルの学習の仕方を説明する

今日から「ひらがな」の学習を始めた。

システムはとにかく漢字と同様に、

「指書き」→「なぞり書き」→「うつし書き」

これでとにかく、「丁寧さ」をアピールする。


今日は、時間がなく、個別評定の場がなかった。
次回、設けようと思う。

2013年4月15日月曜日

1年生国語「はる」(光村・扉の詩)

今日、音読のシステムを授業で伝えた。

タイトルの横に、○印を10個書き、色を塗るというものだ。
家で読んだら塗ってもいいんだぞ、ということも伝えた。

何回も声に出す。
短い詩だから、読んでは塗っての作業の繰り返しが心地よい。

初めの音読指導であるから、
追い読みを8回、
交代読みを2回行って、10個塗れた達成感を味わわせた。

その後、2ページ。
絵にある言葉をどんどん隣と言い合わせる。

もちろん滞るペアがある。
おとなしい子同士の組み合わせだ。
そういうところにはすかさず入って、問答しながら雰囲気をつくる。

そうやって、言葉を全体に聞いて読み、授業を終えた。

ソーシャルスキルカルタ、いつやろうか……
今週末には授業参観があるので、そこまでには慣れさせたい。
明日にはやろう!と思う(笑)

2013年4月14日日曜日

6年生のアドバルーンにも毅然と対応する

1年生担任なので、6年生がお手伝いに来てくれる。
これには、本当に助かっている。

ちょっとしたことも、私一人で全て見るより、
6年生に協力してもらった方が遥かに良い。
そして、6年生も最高学年の自覚が芽生える。

そういう意味では、勤務校のように、
1年生と6年生のフロアが同じというところはメリットだ。
(学習に関してはデメリットがある。)

その中で、私のクラスに来た6年生がアドバルーンを上げた。
私が1年生に話すときの真似をしていたのだ。
1回目は聞き流していたが、
2回目は私の聞こえるところで言っていたので、
目をじっと見つめて黙らせた。

翌日、その子が
「俺が教えた通りに、1年生ができていた!」
と嬉しそうに報告してきたので、
「それは教え方がいいからだ!さすがだ!」と褒めた。

これで終了。

これでもう教師が自然に勝ったことになる。
褒めてくれる先生に対して、ましてや6年生が
向かってくることはないだろう。

私の人となりをあまり知らない子だが、
これで廊下で会ったときにも自然にあいさつができる。

教師の信頼関係作りのチャンスはいくらでも転がっている。

2013年4月13日土曜日

1年生、移動の指導

授業中に校内を移動するときがある。

他学年の授業の邪魔をしないマナーがあるから、
同然「無言」で移動することになる。
「こそこそ話す」ことも許してはならない。
少しでもこそこそが聞こえたらやり直しだ。

しかし、1年生には「静かに移動しないさい」では通じない。
「こそこそ話す」ことも、彼らには「静か」な状態であるからだ。

そこで3点の指導をする。


(1)「一言も話してはいけません。」

「静かにしなさい」より突っ込んだイメージがもてる。


(2)「忍者で移動しなさい。」

こういう「例え」が様々な場面で1年生には必要だ。
「忍者」なので、足音も静かになる。
「ぬきあし、さしあし、しのびあし」なんてこそこそ言いながら
移動するところはさすが1年生(笑)
こういうところは微笑ましく、やり直しをするまでもないだろう。
きっと、いつか言わなくなる。そういう直感だ。


(3)「歩いていることが、他の人にばれてはいけません。」

扉の開いた職員室前を通ると、
「先生、ばれてないよ!」なんて嬉しそうに言う(笑)
さすが1年生(笑)
しかし、これも具体的なイメージでもって移動できる。


移動に限らず、様々な場面で1年生の指導は、
たくさんの「技」をもっていなければならない。
これからも貪欲に学びたい。

2013年4月11日木曜日

1年生、作業の指示

こればかりは、何年生担任だろうとも変わらない。

「丁寧に」
「丁寧な子は賢くなるんだよ」

これに尽きる。

字形が多少歪んでいても、
色の塗り方にむらがあっても、
やはり丁寧なものは、じっくり見るに値する雰囲気を醸し出す。

2013年4月10日水曜日

百玉そろばんを始める

1年生担任が正式に決まって、
即注文したのが「百玉そろばん」だ。

セミナーなどで体験はしていたのだが、
やはり実際の子どもを目の前にしてみないと分からない。

今日、初めての算数があった。
そこで、百玉そろばんから始めた。

(1)順唱(5まで、10まで)
(2)逆唱(5から、10から)
(3)5の階段
(4)5の合成
(5)5の分解
(6)10の階段
(7)10の合成
(8)10の分解
(9)かくし玉
(10)おこづかい

細かい方法については省略する。

どんなに下手でも、数の唱え方はばっちり言わなければならない。
私のクラスでは一度言っただけで、そして数回練習するだけで、
全員が正しい唱え方を身につけた。


(1)順唱

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

いち に さん し ご ろく しち はち く じゅう


(2)逆唱
10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

じゅう ★きゅう はち ★なな ろく ご ★よん さん に いち ★れい


「4」「7」「9」は、順唱と逆唱とで数え方が異なる。
そして、「14」は「じゅうし」、「19」は「じゅうく」と、順唱が基本となる。

「0」は、カウントダウンの感覚で、絶対に「ゼロ」と言う子が多い。
しかし、日本語で数えるので、「れい」だ。

あとは、玉がカチッと鳴ってから、数を唱える癖を身につけさせる。

2013年4月9日火曜日

1年生の整列指導

だいたいどこの学校でも、出席番号順に、
入学式で入場する。

「これを番号順と言うんだよ」と教える。
そして、何度かさっと並ぶ練習をする。

次に、校庭への移動だ。
つまり、授業時間中の廊下の移動である。

なぜ、うるさくしてはいけないかと指導する。

その意味は、1年生でも十分理解できる。

しかし、ここは毅然とした態度で指導する。
一人でも話したらやり直しだ。

高学年ならば、
「やり直し」
「出発します」
でいいのだが、
ここは1年生。
頑張るぞ!という思いをもたせることが重要である。

「みんなならきっと次はできるよね!」
と励ましてから連れて行く。

別人のように静かに移動できた。

2013年4月6日土曜日

1年生、姿勢の指導

入学式の後の学級指導にて指導した。

「ピタ」『両足を床につけます。』

「ピン」『背筋をピンと伸ばします。』

「グウ」『机と体の間は、グウ1つ分です。』

もう合い言葉として定着した。
月曜日には「テスト」と称して復習する。

1年生って「テスト」という言葉がやたら好きらしい(笑)

1年生担任、春休みの準備

今年度は1年生担任。
6年生「出口」の担任から、一気に「入口」の担任へ。
初めて1年生を担任する。

同僚曰く
「1年生を経験してこそ、教師として一人前」
だそうで、この機会をありがたく思っている。

昨日は入学式だった。
式自体は滞りなく進む。
問題は、式後の「学級指導」の時間だ。

このことを考えるだけで、
4月1日からなかなか寝付けない日が続いた。
どんな言葉をかけるのか?
そもそも、1年生とはどのような状態で入学してくるのか?
何ができて入学してくるのか?

そんなことをあれこれ考えると、寝付けない。

しかし、子どもの顔など分からない。
幼稚園、保育園からの情報はあるにはあるのだが、
「小学校入学」という大きな節目に、
「今度は頑張ろう!」と思っている子もいるかもしれない。

そう考えると、その情報に縛られすぎるのも、互いに不幸だ。

とにかくできることは、

1 本をたくさん読む

2 1年生担任経験者から、心構えを伺う

この2点だ。


本屋に行き、1年生関係の本を、予算の許す限り手に取る。
中身など見ない。
それを読んで、1年生の教室の様子をイメージする。

そして、1年生担任経験者から、色々な話を聞く。
そうすると、実態もかなり明確に見えてくる。
教師というのは、教える職業なのだから、
同僚同士教え合うのも気兼ねなくしてくれる。

「こういう失敗があったから、こうするとよい」ということをたくさん伺った。


あとは「名前を覚える」

あまり慣れていないものだから、定着に3日かかった。
学級指導では、下校時刻の都合、呼名できなかった。
しかし、名前を把握しておくだけで、
式の間、どの子がどういう様子で式に臨んでいるのかが分かる。


今日は、1年生のセミナーに参加してくる。
こういう情報収集も貪欲に行いたい。

2013年4月4日木曜日

出会いの準備

横浜は明日、子どもたちと出会う。
4月に入って学年が正式に決まり、心血を注ぐべきは、
子どもたちとの出会いをいかに決めるかである。

1 名前を覚える

2 先生も「はいっ」と見本となる返事をする

この2つに集約できるだろう。
横浜では、始業式後、すぐに解散だ。
入学式があるからだ。
だからこそ、この2点でばっちり決めたい。

今日はあまり眠れなさそうだ。

2013年4月3日水曜日

学年のノート、書類を整理する

今年度の私の学年は、次のような人員配置である。

学級担任2名+学年主任1名(教務主任兼務)

私は学級担任。
通常、学年のノートや書類、ファイルは学年主任が管理するが、
さすがに、教務主任と兼務では申し訳が立たない。
だから、私が(暗黙の了解で)管理している。

学年だよりも学級担任2名で輪番制。

これくらいはしないと、学校全体の歯車が狂いそうだ。

学年主任も、一般的な学年主任と異なり、
教務主任と兼務であるから、
学年主任に従来通り委ねることも慎重に行いたい。

中学校のような人員配置であるが、
次第に効率の良いやり方を見つけていきたい。

(何かアイディアのある人はコメント願います。)

2013年4月2日火曜日

名前を覚える

昨年度、初めて名前を覚えて始業式に臨んだ。
毎年クラス替えをしているが、3年目の付き合いの子たちでさえ、
名前は全員言えたが、スムーズにはいかなかった。

卒業生を送り出したため、今年度は必然的に新しい出会い。

名前を昨年度よりも覚えてバッチリ決めたい!

2013年4月1日月曜日

教材選択

4月1日。
学級経営の1年を左右すると言っても過言ではない「教材選択」の日だ。

国語・算数のスキルもテストも、
同僚の意見を組みつつ、私の採択したかったものになった。
意外と「こだわりはない」と言う人は多い。
これはこれでどうかと思うが、
ならばと自分のこだわりを主張する手はない。

その他、ベテランの先生方に聞いて、
学年会計の何となくの見通しはもてた。
後でもとうと思っても、結局は振り出しになる。
今この時の感覚を忘れるからだ。
「感覚」は「鈍る」ことが前提だ。

「黄金の3日間」で一気呵成でつくっていくが、
その下準備も一気呵成でつくって、気分だけでも軌道に乗せたい。

身銭を切る

「プロ」として質を高めるなら、やはりそれなりの投資が必要だ。

本だったり、物だったり、セミナー参加だったり。

その分だけ、じわじわと蓄えられていく。

向山洋一氏が、
「インターネットは便利で情報量が多いが、その分クズも多い。
しかし、本は違う。考え方云々の問題はあるが、考え抜かれた情報だ。」

のようなことを言っていた。

ここ数週間、そしてこれから1ヶ月くらいの出費は痛い金額だ。
しかし、必要なのだ。

それくらいのことをして、それなりの教育の入口が見えてくる。

民間企業に勤めている人も、
本を読んだり、必要な用具は自前で揃えたり、セミナーに参加したりしている。