2013年2月4日月曜日

給食時間でのドラマ

今日から立春。週の切り替えで立春とは、どこか心地よい。

よって、今日から給食当番のメンバーも変わる。

クラスで配膳しようとしたそのとき、
ある女子が箸とご飯とおかずを一緒に盛る大皿をひっくり返してしまった。
それも全員分である。

女子が「ごめんなさい!」と言うと、
「ドンマイ!」と「大丈夫?」と、そして、
助けに行こうとすぐに駆け寄る10人ほどの子どもたち。

なんと素敵なんだろう。
誰一人として責め立てるものはいない。
いただきますの前に、大いに褒めた。

もちろん、最初からこういう集団だったわけではない。
春は、どちらかといえば他人事で、口にこそ出さないが、
どこか白い目で見る雰囲気だった。

「知らん顔が一番腹が立つ」
「いざ自分がそういうときになったら、誰も助けてくれない」

どれだけ叱っただろうか。

それがもう卒業というこの時期に、
こういう形で子どもたちの姿が見られたのは嬉しい限りだ。

継続して指導したことというのは、
クラスが終わりになる頃に実るものが多い。

だから、教師はおもしろい。

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