2013年3月2日土曜日

ある女子の変化(小6)

新出漢字の学習が終わった今、「日記」とまではいかないが、
毎日、お題を与えて文章を書かせている。

先日、「小学校6年生のころの○○先生(←私)」という題で書かせた。
本当は、私が小学校6年生の頃を勝手にイメージしてほしかったのだが、
「(児童が)小学校6年生のころ」の私、
つまり今年1年間の私について書いてくると間違える児童が何名かいた。

私の出題ミスといえばそれっきりだが、
それはそれで、私のことをどう見ているかさぐるきっかけにもなった。

そこで、ある女子の内容を掻い摘んで紹介する。

その女子は、今年初めて私のクラスになった。
(この学年は4年生から持ち上がりだが、今年初めて担任したということだ)

そこで、
「今までは適当に過ごしてきた」と自己を振り返り、

「○○先生のクラスで礼儀というものを教わった」
「適当な私たちに、あえて厳しくしていたと思う」

というような内容を綴っていた。

この学校に赴任したとき、校長に児童の特徴をずばり一言
「けじめがつけられない」
と言われた。

小学生なので、ある程度予想はしていたが、
中には想像を絶する光景に何度も出くわした。
そういう状況にもかかわらず、理解しがたい指導も度々目にした。

それを子どもたちは、自分のことを棚に上げるわけではないが、
分かっていたのだ。

「正しいことを正しいと言い、誤りを違うと言える先生」は
やはり子どもたちは見ているのだ。

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