2012年11月17日土曜日

「指書き」指導のポイント

漢字学習は、授業中に行わなければならない。
どんな立派な作文がかけることよりも、
どんな立派な朗読ができることよりも、
やはり「漢字がきちんと書ける」があってこそだろう。

学力の基本は「読み・書き・計算」と言われている。
漢字が正しく読めて、書けるようにすることに、誰も異を唱えることはない。

だから、新出漢字の学習を、宿題に出すようなことはあってはならない。

漢字学習は、

  指書き → なぞり書き → 写し書き

の3ステップで習得させる。

この中でも、「指書き」が極めて重要である。

指は、「露出した脳」と言われている。
それくらい神経が集中し、刺激を受けやすいところなのだ。

ここで、「指書き」の指導のポイントを示す。


1 指の腹をつけて書く。(爪先ではなく)

2 机の上で書く。(スキルの上では滑りすぎる)

3 画数を声に出す。(耳からも刺激する)


ここまでは、多少勉強している人なら当たり前だ。

しかし、大事なポイントがもう1つある。

  鉛筆を置いて指書きする。

これが重要である。
とある先生は、鉛筆を持ったままだとなぜか覚えが悪い、
という報告をなさった。

脳が、自然に鉛筆を持つことを意識してしまうそうなのだ。
当の本人がそう意識していなくてもである。

ぜひ、これは子どもたちに言って聞かせ、徹底させたい。

前からの別のポイントの積み重ねもあるだろうが、
私のクラスでこのポイントも追加したところ、
その直後の漢字テスト(スキルに附属している、
練習のページと同じ問題が出題されている10問テスト)で
全員が100点をとった。

身震いがする思いだった。

ぜひ実施していただきたい。

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