2013年7月25日木曜日

一部中学校教員の力量不足(1)

1年生を担任してこそ「一人前」だが、
「華」はやはり6年生担任だ。

だから、卒業後、保護者なり卒業生なりメッセージをもらうことがある。
ほとんどは、「先生のクラスでよかった」というものだ。

しかし、昨日、不安な電話がかかってきた。
卒業生の保護者である。
決して理不尽な要求をするような方ではなく、
「うちの子がいつもすみません。」という
親として当たり前の姿を見せてくれる方だ。
その卒業生は4年生と6年生で担任した。

「小学校では、高学年になって勉強をよく頑張っていたし、
テストの出来も良いものばかりではないが、悪くはなかった。」
「中学校に入って、部活動も始まり、勉強が急にできなくなった。」

これが俗にいう「中1ギャップ」である。
個人差はあれど、これだけでは私に電話などしてこないだろう。
案の定、卒業生のことではなく、中学校の対応についてであった。

「学校生活のことで、担任の先生や顧問の先生と話をしたいが、
いつも忙しそうでつかまらない。だから、伝言をお願いしても、
何の連絡もない。」

学校生活で指導が必要な生徒がいれば、担当教科外ではどのような
状況なのか、三者面談前に情報収集するのが、担任としては当然の仕事だ。
親と一緒に教育するのだから、事前準備が必要なのは明白だろう。

しかし、その担任は、そのような事前準備は一切無く、三者面談の場で、
生徒(卒業生)に「他の教科はどうなんだ?」と問い詰めたのだという。
その保護者は、どうしてよいか分からない状態になったそうだ。

こういう中学校への不満で、私に相談の電話があった。

もちろん、こういう教師の対応は許されるべきものではない。職務怠慢である。
しかし、私は所詮小学校教員。
その子の状況を改善するに力を貸すことはできない。

「担任の先生にもう一度連絡をとってみてください。
だめそうなら、学年主任や副担任など、学年の他の先生に連絡してみてください。」

やはり、中学校生活でのことだから、中学校の先生につなげたかった。

0 件のコメント:

コメントを投稿