2013年9月9日月曜日

あゆみ(通信票・通信簿)の所見を書く

私には、絶対のこだわりが一つだけある。

【悪いところは書かない】

ということだ。

子どもたちには、笑顔で「はい、あゆみ!」と言って、
保護者に渡せるようにさせたい。

「課題を伝えてもらわないと……」というのも一理ある。
しかし、他の方法でも伝えられる。
その子の課題なんてそうそう変わるものではない。
個人面談で十分ではないだろうか。

記録に残ると、言葉で言われるよりも印象深い。
だから、良いことの方を書きたい。

「あゆみ」にも成果と課題をというのも分かるが、
そんなにかしこまらなくても……というのが正直なところである。

よく、「中学生になったら成績がこんなに悪いなんて」という
話が持ち出され、さも小学校が甘いように言われる。
それは違う。

中学校に入ったら、もう小学校とは無縁なのであって、
中学校での頑張りの結果なのである。

何でもかんでも、前段階の「小学校が……」と言われたものでは
たまったものではない。

逆を言えば、「小学校ではできるようにさせたのに、中学校では
一体どんな教育をしているんだ」ともなる。

そう言う人がいないのが、よくよく考えてみれば不思議である。