2つある。
①題名
②書き出しの1文
これをかなり厳しく見る。
現在、6年生担任。
この時期、卒業文集もいよいよ終盤だ。
私は、個人文章について、この2点を厳しく見た。
センスもかかわってくるのだから、学力差など関係ない。
2、3度で合格ならかなり優秀で、5、6度は当たり前。
数え切れないくらい、私のところを訪れる子どもがほとんどだ。
だが、これら2つが決まると、それからが早い。
この2点は、読み手が最初に見るところである。
ここがかっこよく決まると、書く方のテンションも上がる。
だから、文章に品が出てくる。
毎日毎日、たくさんの作文を読むが、
読んだだけで思わず涙しそうな作品に出会う。
もちろん、その子にしか書けない内容を決めさせての上だ。
「六年間の思い出」
「楽しかった修学旅行」
「頑張った運動会」
これらは最終手段。
実行委員長や団長でない限り、
これらのテーマにはならない。
内容を決めさせるときも厳しく見た。
だから、私のクラスでは「修学旅行」は一人もいない。